伊勢物語の価値

伊勢物語の価値
(作者)
不明。在原業平の日記の類を後人が改作増補した可能性。
(成立)
古今和歌集成立(九〇五年前後)前後
(内容)
一 在原業平を想像させる男を主人公とし、その一代記を構成。
二 在原業平の和歌を中心とした一二五段から成る。
三 各節が独立した小話の性格。
(価値)
一 わが国最古の歌物語。
二 文章は素朴で閑雅。
三 「もののあはれ」の文学精神をいちはやく築いた。
四 日本文学史上における青春文学。