副用語

副用語

副用語・・自立語で活用変化がなく、一般に主語や述語とはならず、副次的かつ依存的な一つの職能に限定されるもので、副詞・連体詞・接続詞・感動詞のことである。

1副詞
(基本的性格)
述語の修飾語として働くのを原則とする語。
a「状態の副詞」
ゆっくり・堂々と・じっと・さっと・すくすくと・はっきりと
わざと・うっかり
b「程度の副詞」
たいへん・とても・ずっと・ずいぶん・たいそう・いちばん
あまり・たいして・少しも
c「量の副詞」
たっぷり・どっさり・たくさん・少し
あまり・さほど・ちっとも
だいたい・おおよそ・ほぼ
d「テンス・アスペクトの副詞」
かつて・いずれ・これから・もうすぐ
ずっと・ちょうど・ようやく・いったん
いつも・きまって・しばしば
e「陳述の副詞」
ぜひ・いったい・決して・ぜひ・きっと・なんでも・まるで・もし
f「評価の副詞」
当然・さいわい・偶然
g「発言の副詞」
実は・例えば・実は
h「その他の副詞」
特に・単に・異に

2連体詞
(基本的性格)
名詞修飾(連体修飾)の機能を果たす。
a「動詞の名詞修飾に由来」
ある・いわゆる・あらゆる
b「動詞のタ形に由来」
たいした・ふとした・ちょっとした
c「形容詞の名詞修飾形式に由来」
おおきな・こまかな・はるかなる
d「名詞+の」
例の・一種の
e「その他」
ほんの・せいぜい・およそ

3接続詞
(基本的性格)
文頭において、先行する文とのつながりを示す役割を果たす。
a「接続助詞やそれに相当する表現に由来」
が・けれども・だから・なのに・反面・一方
b「指示詞に由来」
それに・それから・そのため・そして・それで
c「動詞に由来」
したがって・つまり
d「名詞+助詞」
おまけに・ゆえに・ちなみに

4感動詞
(基本的性格)
文の他の要素と結びついて事態に対する感情や相手の発言に対する受け答えを一語で分析的に表す表現。
a「眼前の事態に対する驚き」
ああ・あら・あれれ
b「眼前の事態や相手の言ったことへの意外感」
なんと・へー
c「相手の発言に対する同意・不同意」
はい・ええ・いや
d「相手の発言に対する理解」
なるほど・ふうん・はあ
e「解答を模索中」
さあ・ええと・そうですね
f「相手への呼びかけ・注意を喚起」
もしもし・おい・ねえ
g「自分に対する疑問」
はて・はてな
h「動作・行動の開始時に自分に言い聞かせる」
さてと・やれやれ・よいしょ
i「挨拶」
さようなら・おはよう・こんにちは・行ってきます・ありがとう・ごちそうさま