家族内Blogの薦め

junkonno2005-09-13



先週からプチ単身赴任状態で日本出張やら国内出張やらが続くので一ヶ月ちょっとこの状態が続く。そこで妻が家庭内コミュニケーションの為に家庭内ブログを立ち上げたのだ(ちなみに”はてな”はエンジニア色が強いからイヤと言われた)


以下が昨日のエントリー、ちょっぴり泣いた。

題名:パパ / 2005年09月13日(火)


朝と夜になると、「パパはぁ?」と聞いてくるあにたん*1
夜、隣のおうちから音がすると
「パパだー!」とうれしそうに2階に走って行こうとする。。
今朝、出かけるために私がガレージを開けると、
それまで出かけるのを嫌がって隣の部屋にいたあにたんが、
急いでやってきて、「パパだ!」とガレージのドアを開けて、
アレ?っていう顔をしていた。。。
うるうる〜
パパ、早く帰っておいでよぉ〜


日本の猛烈サラリーマンの方々から「あまいっ!」と叱責を多数頂きそうではあるが、仕事が始まる前に3週間の休暇中はずっと家族と過ごしていたおかげで娘が母親がいなくても私と二人で寝れるようになる程すこぶる娘との関係が良くなってきただけによけいつらい。


                         ◆


カンクンに旅行に行ってきた際にとなりに座った日本人一家の風景が頭をよぎる。


40台半ばのお父さん・お母さんに15歳ぐらいの息子と13歳ぐらいの娘。日本から一家4人でカンクンに家族旅行さぞかしお金が掛かったことであろう。楽しいはずの一家団欒のすてきなリゾートなお食事にも関わらず、なぜか子供二人は帽子をかぶっている。娘さんなどはまったく顔が見えないぐらいな芸能人かぶりをしているし、息子はやや目深にかぶる程度だがずっと雑誌に夢中だ。


奥様は会話の口火を切るつもりはさらさらなく、コンスタントに食事を口に運ぶ。旦那さんはずいぶんと座り心地の悪い椅子らしく、しきりに左右に体重移動し続けていたが一向に話すべきトピックは思い浮かばないらしく「さぁ、そろそろいこうか」が唯一発した言葉だった。


                         ◆


様々な環境や状況にある中で皆大事な物が何かという事は理解しているが、それを尊守する方法が解らない。またなぜそのような状況下になっているのかということを根本的に理解しきれない。。。結論だけ言ってしまうと私は”情報の伝達コスト”が飛躍的に安くなったというのが大きな要素にあるのではないかと思うのです。


コスト低下の恩恵も受けてはいるものの本来あるべき以上に利用しきれておらず、むしろその悪い面が悪循環的に増幅されて手に負えなくなりつつある…言い換えれば”本来あるべき恩恵”の需要は最高点の極みに今あるのではないかと。ただそれが何なのかがはっきりしてないだけであって。


例にあげた家庭内問題などはまさにその悪循環のひとつで効果的な方法はないのかもしれないですが、その解決方法の糸口として家庭内ブログはいいと思う。そういった意味でのツールとしては改良の余地ありまくりだけど。


我々はもっと豊かな生活を享受できるはずだと信じています。

*1: 娘の愛称:現在2歳