ごくばん Vol.340 Why Can't We Live Together/Timmy Thomas('73)

junpee2010-04-27

今週末に予定していた抜歯であったが、ここ数日コンディションが思わしくなく、急遽本日抜いてしまうことに。前回よりも手術が難航し、40分ほどかかってしまった。治療自体は大して痛みを伴わないのだが、何しろ口を開けっ放しにしていることが苦痛である。頬骨から顎にかけて何ともいえないダルさに襲われつつ、何とか耐え忍ぶ中年。今回は深い部分まで治療したのでちょっと痛くなるかもですよ、とアドバイスいただく。帰宅して食事を摂るが、片側でしか咀嚼できないので、顔を傾斜させて何とか抜歯した側に食料が流れないように努力する。気づけばそのことに息を切らしつつ、必死になっている自分がおかしい。もちろんお酒はおあずけなり。
ごくばんは、R&Bシンガー/キーボーディスト、ティミー・トーマスの傑作盤を。リズム・ボックスにより淡々と刻まれるビートに、チープ気味なオルガン音がクールに絡みつく、独特なサウンドが特徴の1枚。彼の代表作にして大ヒットを記録したタイトル・チューンA1を、初めて耳にした時の衝撃は今でも記憶に残っておりますが、無機質なリズム・ボックスの上に何ともいえないシンコペーションが被さる様が、独創的かつ心地よい感覚で、20年近く聴き続けてもその都度そのかっこよさに唸ってしまうのであります。他A1同系のR&B佳曲B1"In The Beggining"、ほのぼの感漂うオルガンのコード進行が爽快でよろしいメロウ・ミディアム、B4"Dizzy Dizzy World"、タイトル通りアッパー系なファンキー・インストB5"Funky Me"あたりも◎。]