扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part77

メモ。高橋洋一の発言そのものは知りませんけど。
https://twitter.com/mic_saito/status/271548034695974913

高橋某氏、今度はFRB国債引受禁止規定はないと発言。Federal Reserve Act14条に、国債・政保債の購入はonly in the open marketと規定されているのをご存知ないらしい。しかも短期も含めてなので、FB引受OKな日本の財政法より厳しいんだけど。


https://twitter.com/akun_otabaku/status/271580221256396800

公式RTの続き。金融政策を語ってごはん食べる人にしては恥ずかしい間違い(汗)

追記
/ WSJ日本版 - jp.WSJ.com - Wsj.com

――日銀の独立性は強すぎるのか。弱める場合、どのように弱めるのか。独立性について変更すべきでない点は何か。

 中央銀行の独立性はきわめて重要であると考えている。その中において、日本銀行の独立性を考えると、世界的な標準とは違うところに問題がある。政策的な目標については、政府と日本銀行が共有すべき。その手段については、日本銀行がしっかりと独立性を守っていくことが重要と考える。現在の日本の場合は、手段と目標の両方で独立性を持っているところに問題があると考える。

http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20110401/p1

上記高橋先生の論説は、バーナンキ議長がそう言っていた、というところは正しいですが、「世界の常識」というのは誤りです。バーナンキ議長だって神様じゃないんだから誤りはあり得るはずで、きちんと裏を取ろうということではありますが、政府か中央銀行か、いずれか単独で決めている国数を比べるなら、中央銀行だけで決めている方が多数派で、政府だけで決めている方が少数派なのです。多数派必ずしも正しからずではあり、多数派である目標設定の独立性を批判することそれ自体には何の問題もありませんが、その論拠として目標設定の独立性がないことが「世界の常識」というのは、明らかに事実に反しています。


#インフレーションターゲットを導入していない国まで射程に入れ、目標と手段とに区分した国際比較はwebmasterは見つけられませんでしたが、上記CroweとMeadeの研究では、policy formulationの項目については、日銀は99ヶ国中78位タイ(上から数えて。つまり、独立性が低い、ということ)です。目標と手段を共に決定する主体が国際的に見て稀というのであれば、このような順位はあり得ないとwebmasterは考えております。

このネタ、ついに次期総理有力候補まで語るようになってしまった、というわけ。。。orz