https://twitter.com/finalvent/status/1021169029963108353

finalvent‏ @finalvent
「民主が愚民で我々が指導してやらないといけない」は、前衛党の考えで、これは、民主主義の考え方とは微妙に違う。

18世紀末のナポリの革命のことを思い出した。
https://en.wikipedia.org/wiki/Parthenopean_Republic

フランス革命の影響を受けて、またナポレオンの快進撃もあって、ナポリでは1799年に一時的に王政が転覆して共和制になるのだが、のちに、短命に終わった革命の失敗について、結局知識人たちの上からの革命で、一般大衆が付いていけなかったのが一因だとされた。

「ではどうするか」というのが19世紀のイタリアの課題の一つだったし、これはひょっとすると今でも同じ問題が連綿と続いているのかもしれない。

今のご時世、あからさまに「ものを知らないお前たちはそのままだと進歩しないしろくなことはないんだから、黙って俺の言うことを聞け」とは誰も言えないのだが、と言って万人がみな一様であるわけでは現実にはなく、かつそのまま放っておくわけにもいかないのも事実で、ほとんど幸運で統一国家を作ってしまったイタリアのような国だとそのジレンマはよく分かる。

だから、「ではどうするか」という問題が重要になるのだろう、と思う。