妊娠、出産に検定が必要なのか?

問題はタイトルだけではありません。
ツイッターで知りまして、それからは悲しいやら悔しいやら…
Peaceful Birth 〜幸せに親になる出産・育児スクール ご案内〜妊娠出産の基礎知識検定(仮称)、始めます!

雪が美しい、バレンタインデーでしたね!寒い中、アツアツ?

さて、嬉しいお知らせをさせて下さい。
先週、内閣府からお知らせをいただき、2005年に設立した日本誕生学協会が、公益社団法人に認定されました!!

公益団体として、幸せなお産や嬉しい誕生を増やすプロ集団として、いっそう尽力致します。

生まれてきて良かったと言える社会、「しまった」ではなく「よかった」で始まる妊娠、また産みたいと思える出産・育児を支えていきたいと思います。

かねてから誕生学協会の事業計画にありました「妊娠出産検定」(仮称)を2011年度は実現してまいります!

誕生学は「生まれてきた力、産みゆく力、つなぎたい」と使命感を持ち、子どもたちへの自己肯定感をはぐくむ機会、学生への性の健康教育、20代への子宮頚がん予防の知識や妊娠出産育児を幸せに迎えると意識や知識の普及を行政や企業と連携してまいります。

検定を高校生のうちから、受けてくれたら、人と命と未来を守れる人が増えますよね〜。

まもなくアフリカ出張。
日本も世界も、幸せないのちの誕生が増えますように…。

(nanako)

誰か教えてください、もう今年には「妊娠出産検定」(仮称)を実現されるそうですけど、必要なんですか? この検定、内閣府が認めるようなことなんですか? また、子宮頸がんなど予防の知識等、医学的なことを一般人主体で任せるのですか? あれだけ専門家が寄せ集まっても国会で揉めてた性教育も、本当に大丈夫ですか? 私は医師に託されるべき問題ばかりとおもうのですけど、どうでしょうか。

もうね、確かにもう慣れています、こういう言葉の羅列には。ずっとこういう言葉と付き合ってきて、今度からは“国が認めた”こととしても慣れていかないといけないのでしょうかね。おかしいですね、何かがおかしい。「誤った情報の氾濫」という項目をご覧くださいよ、帝王切開、母乳育児、会陰切開と、自然がいいのだと直接言うのは避けているだけで、全く好感持てない。

この記事書くのに、何度も書いちゃぁ消して、また書いて…を繰り返しました。きっと、これを機に色々な展開をしていくのでしょうから、これから先、当ブログがどんだけ振り回されるのだろうかとおもいつつ、結構もう無視したい気持ちもあります。だって、そもそもがおかしいでしょう、妊娠と出産の検定ですよ! 野菜ソムリエとか、漢字検定がどうだってタレントがテレビであーだこーだと言っていますけど、そのうち「妊娠出産ソムリエ(?)」とかと肩書きつけた人が出てきちゃうのを見るようになるのでしょうか…

誕生死も扱われています。それはもう、私からしたら言語道断、入ってきてはいけない領域と申したい。とにかく商売にしないで欲しい。よくね、よく言われるんですよ、子供を亡くしますと、親族やらなにやらに「変な宗教に引っ掛からないようにしなさいよ」って。私たちのように、子供を亡くして途方に暮れている者には妙な人が近付いてくるって、何度も心配してくれるんです。優しい言葉で近付いてくるんです。「辛いよね、辛かったよね」って。話を聞いてくれる人を求めているところがありますからね、そりゃもう隙だらけなのかもしれません。私が大葉氏の誕生死についての講演みたいなのを医師の方とやるっていう最初の宣伝をみたときに、子供を亡くしたことのない人達が子供を亡くした親からお金をとって話をするという、その仕組みを知ったときには愕然としました。「これのこと? あの心配はこれのことか!」と納得もしました。私にはそう見えたのです。
出生前診断にもどんどんと触れてくるのでしょうね。あー、本当にイヤな想像しか出来ない。