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神保町系オタオタ日記

2008-06-29

[] 宮崎湖処子最愛の弟子だった玄洋社々員横山雄偉


玄洋社の社員で、ドン・ブラウンや高見順とも親しかった横山雄偉という人物については、昨年7月6日7月7日に言及したところである。その横山の前半生が多分判明した。


宮崎湖処子の明治42年(推定)11月3日付け田山花袋宛書簡によると、


(略)本日殊に得貴意度候儀は

無名の作家横山雄偉なる

青年当今の大家中独り

大兄之御教導を仰き度よう

申出候次第に候同人

は少小[ママ]英語の素養有之

泰西作家の大作も名のみ愛読

△帝国建設者(セシルローツ訳)を民友社より出版、

蘇峰氏の認識を受け

し二十一歳にして△国民新聞の

従軍記者として樺太に赴き

爾来北海道に在つて開拓事

業に従ひ一朝にして大耕主

となり、累巨万の巨豪となり一時北海

王となり耽溺を極め歓楽を

極め忽ち又破産、落魄、煩悶の奴となりピストルを以て万時

を解決せんとするもの数次窮地

より生還し来り候もの、然れは

作家としての天才は未た何

とも申し難く候へとも内察の

鋭利なることは其の作「解

決と自殺」の中にも稍認め得べき心地致し候(略)

(略)

(略)嘗て僕

の最愛の弟子に候ひしもの

今も猶ほ然る者に御座候へ者

(略)


21歳で「従軍記者」というのが、日露戦争の従軍記者とすると、玄洋社の横山は明治15年生まれというので、年齢はおおむね合致する。小林一郎は、『花袋周辺作家の書簡集2』の解説で「横山雄偉という作家がその後文壇に名を出したことは聞かない」としている。しかし、横山は、作家として成功はしなかったが、玄洋社々員としては成功したようだ。


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書肆心水」さん、アジア主義本を続々と刊行中。


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近刊の『慶應義塾で学んだ女性たち』(慶應義塾大学出版会)。20人とは、伊丹レイ子、米津昭子、西澤直子、タリサ・ワタナゲス、千住真理子伊勢桃代、福本秀子、今まど子、喜谷昌代、大島美恵子、能勢淳子、木村慶子、太田芳枝、杉山真紀子、浅野加寿子、種谷奈雄子、翁百合、大原慶子、佐野陽子、佐藤美智子らしいが、すらない人ばかり・・・わすが、無知なだけか。

shomotsubugyoshomotsubugyo 2008/06/29 16:29 今まど子さんは圖書館関係だね(^-^*)

神保町のオタ神保町のオタ 2008/06/30 06:04 イリノイ大学大学院図書館学修士課程修了みたいだすね。
「これから出る本」に出ていて、黒岩さんが出てこないかと思って調べてみたのだが、残念。

HisakoHisako 2008/06/30 08:03 すみません。私、ほとんど「学ん」でいないので(笑)。

神保町のオタ神保町のオタ 2008/06/30 17:49 あっ、「体育会系」の黒岩さんだ!
冗談はさておき、貴著の弦斎本や独歩本からうかがえる調査力の凄さは、やはり学生時代の勉学の賜物かと。

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