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神保町系オタオタ日記

2009-01-10

大正期のアウトロー、遠藤順治と河合秋星


一筋縄ではいかない高村光太郎周辺の人物として、遠藤順治という人がいた。10月21日に紹介したところであるが、松宮春一郎の世界文庫刊行会に勤めていた箱木一郎の知り合いだったようだ。この遠藤だが、宮崎虎之助の信者だったようだ。虎之助の夫人光子の遺稿などを集めた『聖女光子の声』(大正6年10月、神生教壇)の編者の名前が遠藤順治である。


同書の「附録 光子女子に於ける諸家の感想」には、飯森正芳、三浦関造、高島米峰、武者小路実篤、江渡幸三郎、石田友治・みつじ夫妻、秋田雨雀、三浦修吾、福来友吉、西川文子、長谷川時雨、高田集蔵らが執筆している。その中に、文藝家河合秋星という名前がある。


この河合が問題の人物で、秋田の日記で、秋田と共にリシャールやアレキサンダー女史に出会っている河合と同一人物と思われる*1


大正5年7月7日 夜、リシャール氏訪問。河合君、石田君と茗荷谷のリシャール氏を訪問した。暑いのでヴェランダにでて五人で話した。ポール・リシャールはりっぱな学者だ。日本の神道のことについていろいろ質問した。日本の宗教について興味をもっているらしい。


    8月27日 夜、河合君とアレキサンダー女史を訪うと、もう寝ていた。明日は江尻*2へゆくそうだ。


河合は、文藝家ということなので、リシャールやアレキサンダー女史に関する著作のあることが期待される。


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「故・諏訪根自子(すわねじこ)さん」との記述を発見。ガセネタかもしれないので、要確認。

*1:同一人物とする根拠は別途あるのだが、知っていることを全部書いてはいかんようなので、隠しておこう。

*2:鳥居篤治郎が江尻の按針学校(私立盲学校)で先生をしていた。

ma-tangoma-tango 2009/01/10 21:45 ここらへんの人間関係って、複雑きわまりないので、二次元図表では表しきれないんじゃないかなあ。
>リシャールやアレキサンダー女史に関する著作のあることが期待される。
期待しましょう。
しかし、アレクサンダー女史も清水へ来ていましたか。

kokada_jnetkokada_jnet 2009/01/11 00:18 本日の話題と無関係で恐縮ですが。
以前、ご紹介されていた「福音館からのSF全集」というのは、こちらの「ボクラノSF」のようですね。
『海竜めざめる』からスタートするのが渋いですが、「星新一訳」を2冊並べたかったのでしょうかねえ。
http://www.fukuinkan.co.jp/mail_magazine/sample_vol86.html

神保町のオタ神保町のオタ 2009/01/11 16:53 ma-tango氏:期待したものの、河合さん何者かもわからず、著作もあるか不明。女史はエロシェンコに同伴したようですね。
kokada jnet氏:ありがとうございます。星新一がブラウンとかの翻訳をしていたことはすっかり忘れていました。

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