大蔵公望の日記に、世界紅卍字会後援会主事として登場する小田秀人。既に紹介したほかに、まだ登場している。
昭和14年4月21日 九時一〇分東研*1へ行く。小田秀人氏朝鮮の李覚鐘氏を案内し来る。
9月1日 <来訪>小田皓通氏、紅卍字会後援会長更迭の件。
9月8日 <来訪>小田芳人君、紅卍字会々長補充の相談。
「小田芳人」は小田秀人の誤記として、「小田皓通」とは何だろう。皓通が本名で、秀人が筆名かとも思ったが、秀人は本名=筆名のようだ。李覚鐘も問題多き人物のようで、「ウィキペディア」によると、皇国臣民としての自覚を促すべく「皇国臣民ノ誓詞」を考案した朝鮮総督府学務局嘱託らしい。紅卍字会と関係があったのだろうか。
なお、小田秀人は昭和3年11月にぐろりあ・そさえてから詩集『本能の聲』を刊行しているが、どういう経緯かは不明。
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今週の黒岩さんの書評は、ギュンター・リアー、オリヴィエ・ファイ著・古川まり訳『パリ地下都市の歴史』(東洋書林、2009年9月)。古くは、『レ・ミゼラブル』で描かれ、最近では『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場するパリの地下。『オペラ座の怪人』を近鉄劇場で見てパリの地下にあんな湖があるわけないだろうなあと思ったが、あっても不思議ではないようである。→「http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20091116bk0e.htm」
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豊島区立郷土資料館で「トキワ荘のヒーローたち マンガにかけた青春」展。図録(誤りがあったらしい)は、まだ残っているかしら。12月6日まで。
*1:大蔵が副総裁を務めていた財団法人東亜研究所のこと。