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神保町系オタオタ日記

2010-09-01

あやすーぃインド人シャストリーはやはり首相になれなかった

あやすーぃインド人シャストリーの消息が多少判明した。『変態心理』1巻5号(大正7年2月)に、在留印度人エツチ・ピー・シヤストリーとして「潜在意識」を書いている。イニシャルから、戦後第三代インド首相となるラール・バハードゥル・シャーストリーとは別人だったことが判明*1。この文章は、ヨガ行者を紹介したもので、シユリ・クンニイ・ラル・シヤストリーは自分の師父だという。また、スワミ・ラム・チルタという行者は、マスター・オブ・アーツにして、数学の教授で、来日して講演したこともあるという*2。この後のシャストリーの消息だが、『亜細亜時論』3巻3号(大正8年3月8日)にエツチ・ピー・シヤストリー「日本に於ける民本主義の将来」が掲載されていて、

シヤストリー氏は印度人にして大正五年東京に来り、昨年春去つて上海に到り、今同地にあつてミラード・レビユー誌に筆を執りつゝあり。本文は昨年十二月の同誌に載せたるものにして、日本の国体に関し、外人としては比較的要領を得たる観察なるにより参考として之れを訳載する事せと(ママ)り。

と紹介されている。日本には大正5年〜7年の間滞在していたことがわかる。この記事の後の消息は、不明である。

(参考)先月27日

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残暑が厳しいから、でっかいどうへ避難しようかしら。

ただし、黒岩さんの講演はないようだ。

■9月4日(土)〜11月3日(水)

 作家・黒岩比佐子古書の森逍遙「日露戦争期の雑誌と書籍─国木田独歩村井弦斎とその周辺」

・場所:小樽市小樽文学館小樽市色内1‐9‐5)

・開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)

・休館日:毎週月曜日、祝日の翌日(ただし土・日の場合は休まず振替となります)

・お問合せ先:小樽文学館0134-32-2388

http://www4.ocn.ne.jp/~otarubun/bungakukan/yakataindex.html

*1:近藤富枝『文壇資料本郷菊富士ホテル』の「はじめに」にインド首相となったシャストリーが宿泊者だったとあるが、同一人物とする根拠は不明。

*2:「一千〇九年」とあるが、一九〇九年の誤植か。なお、他の行者として、ソーハム・スワミイ、ダアダア・ジイ、スワミ・クリシユナンダア・ジイをあげている。

ma-tangoma-tango 2010/09/02 17:15 スワミ・ラム・チルタはアメリカでは有名です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Swami_Rama_Tirtha
日本では1902年10月10日高輪仏教大学にて内村鑑三、スワミの弟子プーラン・シン(Puran Sing)、村上専精らと共に講演しています。

jyunkujyunku 2010/09/02 18:07 1909年ではなく、1902年でしたか。シャーストリーの記憶違いですね。