神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

なんて間がいゝんでせう(その2)

黒岩さんによると、「なんて間がいゝんでせう」は明治42年頃から流行していて、44年1月管野すがが獄中から堺為子に宛てた書簡などにも使用されているという。この流行語だが、三田村鳶魚の日記によると、

明治45年1月29日 ○なんて間がいいんでせうといふ流行語も去年に全く廃れたるが如し、此頃は子供さへ云はぬやうなり。

とある。あくまで三田村個人の感覚だが、44年中には廃れたようだ。

(参考)その1は、8月22日