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神保町系オタオタ日記

2012-07-08

みのり書房の小柳くんと亀和田武

亀和田武氏が『本の窓』に連載している「60年代ポップ少年」が面白い。7月号第13回は「新宿風月堂でお喋りしていたら→二人とも三流マンガ誌の編集者になっていた」。

マニア垂涎のコレクター本である貸本マンガ誌『刑事』(東京トップ社)が、なぜ私の机の上にあるのか。一番古い11号にはじまって全部で四冊。さらに、さいとう・たかをが刊行していた『ゴリラマガジン』も二冊ある。表紙の裏に世田谷区松原町一ー五八、松原書店の判が押してある。もちろん小柳くんが譲ってくれたものだ。

(略)私が零細出版社で三流劇画誌を創刊して間もないころだから、一九七〇年代の半ばだ。

小柳くんも、じつはそのころ、小さな出版社でマンガ誌の編集者をしていた。後にオタク向けの雑誌『OUT』も出す、みのり書房で、彼は『ベンチャーコミック』という三流コミック誌の編集に携わっていた。マンガ雑誌の編集者としては私の先輩である。でも高校三年生の春にマンガが縁で仲良くなり、そのあと紆余曲折を経て、二人ともマンガ誌の編集をしているのが、うれしかった。(略)

1966年、亀和田氏が高校三年生の時、小柳氏に見せてもらった『刑事』に載っていた永島慎二の「漫画家残酷物語」がマンガの世界にのめりこむきっかけとなったという。ところで、小柳氏が勤めたみのり書房の『OUT』は勿論読んだことがあるが、『ベンチャーコミック』は読んだことはない。国会図書館も、所蔵してないなあ。