ベルの死 ジョルジュ・シムノン

ベルの死 (ハヤカワ・ミステリ 327)

ベルの死 (ハヤカワ・ミステリ 327)


[ストーリー]
その夜、スペンサー・アシュビイは妻のカード遊びの誘いを断り、
部屋で一人で轆轤を回していた。
モーター音が大きくて、帰ってきた下宿人のベル・シャーマンの
言葉は彼に届かず、『おやすみなさい』の口の動きが読み取れる程度だった。
一夜明けると、そんなベルが淫らな姿で殺されていた。
ベルはとても美しく、妻はアシュビイが殺したのではないかと疑っていた……。




[所感]
犯人当てのようなサスペンス調で物語が進むので本格ミステリかと思ったら
最後に意外な展開が待ち受けていて驚いた。
小説としては読み応えがあるかもしれない。




[詳細]
ベルの死