マラッカの海に消えた 山村美紗
- 作者: 山村美紗
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
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[ストーリー]
夫がペナンに単身赴任になり、亜木子はマンションで
一人暮らしを始めることになった。
マンションの前の住人は、どうやらコールガールをやっていたらしく、
日夜間違い電話が掛かってきて、亜木子を悩ませた。
推理作家を目指している亜木子は、ある日、小説のネタにと
好奇心いっぱいに電話の通りナイトクラブに赴いてみる。
すると、そこで偶然夫らしき人物を目撃してしまう。
ペナンにいるはずの夫は、当然日本にいるわけがない。
しかし、翌日その人物が向かったホテルで会社の重役の死体が発見された。
それは亜木子が昔付き合っていた田岡という男の死だった。
亜木子は夫が犯人ではないかと思い、ペナンに飛んだ。
[所感]
密室あり、アリバイトリックありと、一応本格ミステリの体をなしているように思う。
しかし、偶然が折り重なりすぎていて、
物語としての違和感を感じずにはいられなかった。
まぁ。処女作としては、こんなものかなぁ…という気もするが。
[詳細]
マラッカの海に消えた