『初代・白川軍八郎』

 昨日ふれたCD−R『初代・白川軍八郎』が届く。SPレコードからの復刻。雑音の中から浮かび上がる演奏。 よくぞ残っていた。高田裕の解説から。

《 三羽ガラスで盟友の木田林松栄と福士政勝は「白川さんには適わない」と羨望の眼差しで言った。 》

 こうなると福士政勝を聞きたくなる。が、今のところ手立てはない。それにしても、こうして聴いてくると、 LPレコード『津軽じょんがら節大競演』キングレコード1974年は名演揃いだなあと思う。高橋竹山、白川軍八郎、 沢田勝秋、三橋美智也、木田林松栄、高橋裕次郎の六人のそれぞれのニ演奏。CDもあった。

 毎日新聞昨夕刊第一面は「ペルー大統領 フジモリ氏敗れる 元首相、当選確実」。その名は本文で ペドロ・クチンスキ元首相(77)。77歳でにして首相……政治家の高齢化を感じる。アメリカではヒラリー・ クリントンが68歳、バーニー・サンダースが74歳、ドナルド・トランプが数日で70歳。ジョン・F・ケネディは 43歳でアメリカ大統領に。政治家も高齢化か。意気軒昂、獅子奮迅の高齢者。いや、ずる賢い政治家たち。 対して大人しい若者? 今、政治経済状況はひどいけど、飛躍するチャンスは誰にも開かれている、いい時代になった と思う。世の中が流動化している。活発化ではない、流動化。閉塞ではなく、流動化。その流動化がどこで収束するか、 あるいはずっと続くか、誰にもわからない。だから面白い。高齢だからといって引退、隠遁するのはバカバカしい。 誰にとっても「俺たちの時代」だ。やっと面白い時代になった。状況へ身を投じるのも、外野席からの高みの見物も、 面白い。しかし、お調子づいて汚いことをすると天罰が下るのも、この時代の特徴。清廉潔白こそが時代を牽引する。

 別紙面、映画『マネーモンスター』評から。

《 カイルの恋人など、肝の据わった女たちがかっこいい。 》

 肝の居座った女には出会いたくないな。

 昨日話題のバス停「白銀町」。昼にメールした若い女性からメール。早!

《 先程通ったので見ました。たしかに玉川町の次で、南町の看板が近くにありますが。間の不思議な白銀町でした。 》

 年上の男性歌人から秋に出る歌集に一文を書いてほしいと依頼の葉書。四冊の歌集と現代短歌文庫を本棚から抜く。

 午後五時、そばの笑栄通りが歩行者天国に。親子連れが巨大吸引器に吸い込まれていくよう。バカ元気な子ども囃子。 これがホタル祭り。ホタルはどこに。ホタル? これでいいのだ。

 今夜は夜更かしテレビ、Eテレだ。午後11時〜0時『ETV特集 国宝・曜変天目▽陶芸史上最大の謎に迫る!』

《 中国で新たな曜変発見▽世界初の科学分析が実現▽魔性の輝きは現代によみがえるのか? 》

 ネットの見聞。

《 福島を忘れないで下さい。
  でも、福島に来ないで下さい。
  福島を忘れないで下さい。
  でも、福島のものを食べないで下さい。
  皆さんが福島に観光にいらっしゃると
  子供が逃げられなくなります。
  皆さんが福島のものを食べると
  福島の子供達が… 》 北濱幹也
 https://twitter.com/kitahamamikiya/status/741219319485341697

 ネットの拾いもの。

《 新宿は人がやたらに多くて大変です。
  ライブ会場が一番落ち着きます、あまり人が居ないから。 》

《 「アジア最後の秘境」は今やNHKそのものではないのか(笑) 》

《 倒壊第二原発 》