ロケ日記「今年の秋バラは」10月29日土曜日放送です。

今回は、京阪園芸ガーデナーズにおじゃましました。秋バラが美しい季節!是非見せていただこうと小山内さんを訪ねました。小山内さんが、バラは「こちらですよ!どうぞどうぞ!!」と案内して下さったところには、たくさんのバラの鉢がありました。美しい葉が陽の光を浴びていましたが、花の姿が見当たりません。小山内さんのお話によると、今年は雨が続いたことと台風が多かったことで、花が遅れているのだそうです。放送日あたりに満開になるという事ですから、番組をご覧になったら是非足を運んでみてくださいね。
テレビをご覧の皆さんのお持ちのバラの中に、花が遅れているだけでなく葉がほとんど落ちてしまっているという方はいらっしゃいませんか?今年は多いのだそうですよ。そうなると、見栄えも悪いので北側に置いたり、管理をきちんとしなくなったりして、ますます弱ってしまい、最後には処分しなくてはならなくなるそうです。そんな、バラを復活させる方法を小山内さんに教えていただきました。
まず、枝をカットします。「葉がそんなに残っていないのにどこから?」という声が聞こえてきそうですね。よく見ると、枝に小さな芽があります。その芽の上から切っていき、整理します。台風のような強い風が吹き荒れた後は、病気が他の株から飛んでくるそうです。そこにじめじめした長雨の日が続くと病気が蔓延してしまうんです。枝を切った後は、殺菌剤を芽に乗せるように散布して、活力液を週に1〜2回与えます。2週間もすると葉がそろってきますので、そのあと液肥を施してください。健全な葉をつけて晩秋を迎え、陽だまりに置いておくと光合成も十分できて寒い冬もしっかりした株で越すことが出来、春にはとびきり美しい花が出来るのだそうです。皆さんも弱ったバラがありましたら是非試みてください。

放送は、サンテレビで10月29日土曜日朝6:00から、再放送は水曜日の朝8:00からです。

ロケ日記「今さら聞けないバラの話」11月5日土曜日放送です。

今回も、京阪園芸ガーデナーズからお送りします。今回は、バラ好きの方も今さら聞けないバラの事を小山内さんに教えていただきます。花の形にはいろいろな呼び方、分け方がありますが、「剣弁高芯咲き」と「丸弁咲き」がよく使われます。とがった花びらに見え、中心が少し高くなるような形が「剣弁高芯」です。でも花弁は丸弁咲きとほぼ同じなんです。くるっと反り返り上が尖っているように見えるんです。実際見せていただいて、びっくりしました。丸弁咲きは「カップ咲き」「アンティーク咲き」「抱え咲き」とも呼ばれています。皆同じなんですって!結構知ったかぶりをしていた私はちょっと恥ずかしかったです。他にも、ロゼッタ咲きとダリア咲きも同じですが、花びらがとても多いのが特徴です。
さて、葉の話に移りますが、剪定などの時に「元気な5枚葉の上で切ります」という言葉をよく聞きますね。初心者の方は、この3枚葉、5枚葉という言い方を間違って理解している方が少なくないのだそうです。私もそうでしたよ。葉が5枚ついている柔らかい枝の上という意味ではなく、この5枚に見えるのが1枚の葉っぱなんです。小山内さんは、モミジの葉をもってきて、「切れ込みがすごいでしょう?でもバラの葉はもっと切れ込みが激しくなって、バラバラになっているんですよ」と説明してくださいました。だから、3枚葉も1枚、7枚葉も1枚と数えるんだそうです。何だかすっきりしました。そのほかにも、房咲きと1輪咲きの差、トゲについてもうかがいました。まだまだ、聞きたいことがいっぱいです!皆さんもはがきをいただきましたら番組でお答えできるかもしれません。
最後は、たまちゃん先生こと酒井さんに多肉植物のリース植えを作っていただきました。今回は、リースの形の容器が白樺でできているものを使い、晩秋から冬にかけてのイメージが出ていました。多肉植物は、何色を選んでもよいのですが高さをそろえるときれいになるのだそうです。そして、違う種類の多肉を絡めてナチュラルな雰囲気を醸し出します。松ぼっくりなど、木の実を使うとグッと季節感が出てきますね。お好みで、セダムなどで動きを出してください。多肉は、管理も難しくありませんから気軽に作ってみてください。

放送は、サンテレビで11月5日土曜日朝6:00から、再放送は水曜日朝8:00からです。