大学院授業:本日のテーマは「村山談話と小泉談話」

院生の最近の状況を聞きながらコメント、図解作成の本日のテーマは「村山談話・小泉談話」、全体発表。
テーマが太平洋戦争と戦後だったが、日本人社会人12人と中国人留学生6人という構成であったこともあり、深い授業となったように思う。
「歴史」の授業となった。

以下、日本人社会人の感想から。

      • 歴史教訓と謝罪が中心の村山談話と、世界平和への貢献にも軸足を置く小泉談話の違いが印象的でした。自分の談話を作ってみたいと思います。今日の授業の最大の意義は、このテーマで、中国人学生と本音の意見交換ができたこと。近現代史の教育力の違いに愕然、本当にいい勉強になりました。皆さん、先生、ありがとうございました。
      • 村山談話も小泉談話も、対アジア諸国に対して歴史認識問題を解消する為に出されたモノであること。だからどの談話においても日本は謝り続けている。幸せな戦争は存在しない。過去の戦争で起きた出来事はフラットな目線での教育は必要だが、それ以上に必要なのは、「何故日本は戦争を選択したのか。」という事を考えさせる事だと思う。当時の世論や雰囲気、企業の思惑、国内情勢、国際情勢、様々な角度から戦争の原因を見つめるべき。あまりに短絡的に原因を結論付けるのは危険だと感じる。
      • ビジネススクール、バンザイ!!と感じた講義でした。小泉談話を図解して日本政府の立ち位置を知れたことも収穫ですが、何よりこのテーマで国籍、世代を超えて議論できることが素晴らしい、と思わずにはいられません。図解×教養あるみなさんに感謝(^O^)/安倍談話に興味を持ちます。私なら、過去の過ちを深くお詫びした上で未来を語りたい、ですね。小泉談話の繰り返しのイメージです。
      • 歴史や背景や、いろいろなことが在りつつも、こうして国を越えて中国の人と日本の人が、同じ多摩大の仲間として図解を通して語り合うことに感銘を受けました。「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」。いつも、講義やセミナーや研修でお伝えする言葉です。本日もありがとうございました。先生、次回は政治色だけでなく、文化や感性の文章も図解してみたいです!よろしくお願い致します。
      • 歴史とは?今日の授業で、アメリカ留学の話しが最も収穫が多かったかも。。。。良くも悪くも移民の国は今の民主主義を血を流して構築してきた。故に、恒にバランスを取ろうとする。かたや日本は戦後、民主主義の衣を纏った社会主義にも似た上着を着せられ、隣の巨大な中共は信仰、思想や利害のぶつかる多くの民族を一つの国家として支配するために数々の術を凝らす。いつの世も支配をしようとする者は、自分に都合の良い事を流布し都合の悪い事は隠す。本日の教訓。いつもフラット。物事は先ず正面から捉えてみる。でも、疑いの目は忘れるな。主語を変え、フィルターを通して撹乱してくるのを見抜いて行く力を鍛える事が肝要。!!!テーマ一つでここまで深い議論に発展する、図解の授業「恐るべし!」
      • 安部談話を予想したいがために選んだ、小泉談話だったが、村山談話を元に小泉談話が作成されていたことを数時間前に知った。恥ずかしい気分であった。「謝罪」が果たして一番の論点なのか?・心からのお詫び・痛切な反省は、両者の共通項のような気がするが、小泉談話では、「日本はいったい何を反省し謝罪すべき?」それよりも「未来志向」だよと言いたげであった。こんな事を図解していたが、中国の小泉談話に対しての思いや、元小泉首相に対しての考えが聞けたこと。被害者の正確な人数を知れたことが本日の一番の学びであった。そして自らの歴史を紐解くという課題が益々重要な事だと改めて気付かされた時間でした。
      • 本日もありがとうございました!村山談話、小泉談話の図解をとおして1つの歴史について日本側の立場、中国側の立場で話を重ねられたことが心に残りました。人って何を守ろうとして戦争への道に進むのだろうか、ふと考えてしまいます。政府からではなく、民間交流で平和への架け橋がつなげられたらいいなと思いました。
      • 先生からの冒頭でのお話。図解を行う上での理解 企画 伝達。本日の非常にデリケートな話題が真剣に話し合えたのは、文章を上記の3つの要素から図解によってしっかり捉えることができたからだと思います。不思議とみなさんの討論を聞いていても感情的な表現はないし、批判めいたものもなかったように思えます。これは村山、小泉談話を客観的に観ることができたからだと感じております。テレビでやっている日中の討論より、今日の話し合えた内容の方が数段レベルが高い!自分の国のことを知らなさすぎることも改めて思い知らされました。留学生のみなさんの近代史を学ぶのはしんどいという言葉に、何か安心しました。お互いの歩み寄りが実現すつことを。


以下、中国人留学生の感想から。

      • 今日は村山談話と小泉談話を巡って、みんなが発表してもらいました。戦争の時代、日本の軍人はアジアの国々を侵略しましたが、特に中国人の私達に対して南京大虐殺が一番忘れられないのことです。34万人が死んでしまいました。確かにそれによって、現在90%ぐらい中国の人々は日本人を恨んでました。しかし自分の立場から見るとone world,one dream。歴史は歴史、未来に向かって、皆さん一緒に平和世界を構築してみようではありませんか?(人 •͈ᴗ•͈)
      • 歴史は忘れられないことです、そして直面をしなければならないです。歴史の教訓から最も勉強になったのは何がやるべきだと思います。苦しい経験がありましたからこそ、今の世界はどこの国でも、平和の世界を求めています。時代もう違います。時代が違って、必ず新しい歴史が作られますと思います。どんな新しい歴史がまだわからないけど、昔のような怖い戦争の時代はもう終わりです。
      • 世界が一つ!広く考えれば、私たちはこの世に一瞬でしか存在していない動物にほかなりません。ただ、欲が深いがために、破壊力も恐ろしい!例え、戦争の時代に生きていても、良し悪しの判断がその人の取る情報或いは取ろうとする情報により異なると思いますが。戦争がいけない点はどの国でも同じです。この世に戦争がないために、簡単に政治家のコマにならないことに気をつけよう!
      • 、歴史のことがいろいろを話しました。中国人としての自分が日本で戦争の話がいつも避けています。やはり歴史遺留の問題、また政治関係の原因で話すと、雰囲気が微妙になりそうですね。理性に歴史を考えて、相手のことを理解する。これは大切なことです。

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名言の暦 7月3日

命日

  • 武市瑞山1865:
  • 梅棹忠夫2010
    • なんにもしらないことはよいこどだ。自分の足で歩き、自分の目でみて、その経験からかんがえを発展させることができるからだ。知識は、あるきながらえられる。あるきながら本をよみ、よみながらかんがえ、かんがえながらあるく。これは、いちばんよい勉強の方法だと、わたしはかんがえている。
    • それ(都落ち)はちがう。上洛や。
    • 私は知のプレイボーイです。
  • 加藤楸邨1993:

生誕

  • 坂本龍馬1836:人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある
  • 小林一三1873
    • 下足番を命じられたら、 日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。
    • 成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、平凡なことを 忠実に実行できないような若者は将来の見込みはない。
    • ある一つの事について、どうしてもその人でなければならないという人間になることだ。
  • 百歩先の見えるものは、狂人あつかいにされる。五十歩先の見えるものは、多くは犠牲者となる。十歩先の見えるものが、 成功者である。現在が見えぬのは、落伍者である。
  • 安藤太郎1910:
  • 入交昭一郎1940:

150703

  • 橘川先生と打ちあわせ
  • 学部講義:本日は「パワーポイントを使った図解の描き方」と最終課題の配布。
  • 朝日新聞社主催の「高等教育シンポジウム2015」(今問いなおす、高等教育システム--職業教育と大学、求められる人材像)に参加。
    • 13時過ぎから17時近くまで。築地の朝日新聞本社にて。激動の高等教育界。「実学」がテーマ。現在の方向への確信と未来への勇気をもらった。350人。
    • 基調講演:冨山和彦(経営共創基盤代表取締役)「G型、L型の先に---あるべき大学教育の姿」
    • 基調講演:金子元久(筑波大学特命教授)「高等教育における職業教育のあり方」

品川キャンパス

  • 豊田先生
  • 久保田先生・志賀先生:採用人事関係の進捗状況を聞く
  • 事務局:滝川課長(人事)、松浦さん(ホームページ)、野原さん(入試)と接触。
  • 大学院の「インサイトコミュニケーション」の授業。
    • 院生の最近の状況を聞きながらコメント、図解作成の本日のテーマは「村山談話・小泉談話」、全体発表。テーマが太平洋戦争と戦後だったが、日本人社会人12人と中国人留学生6人という構成であったこともあり、深い授業となったように思う。「歴史」の授業となった。