都心の美術館巡り二日目。国立新美術館、永青文庫、野間記念館。

ブログ「今日も生涯の一日なり」の連続記入は、2005年9月28日以来、10年を越え本日で4233日目となった。
今年の行である「名言との対話」は、その日の命日の人物の残した名言と対話するという試みだが、昨日で4ヶ月続いたから、もう今年の三分の一になる。


本日は、都心の美術館巡り、二日目。4館を訪問。昨日も本日も9000歩。
以下、フェイスブックの書き込みを活用。
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午前。

六本木の国立新美術館では、色々な企画展をやっていました。

まず、ファッションデザイナーの三宅一生展。
・・・「衣服を通してよい社会をつくる。」
・・・「あらゆる素材を、様々加工方法を用いて、新しいかたちをつくる。」

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国立新美術館では、次にルノワール展を鑑賞。

初来日のムーランド・ラ・ギャレットの舞踏会などを見ました。
「絵はみるものではない。一緒に生活するものだ」とルノワールは言っています。

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午後。

目白台永青文庫は熊本細川家の文庫です。

4階建ての古い洋館です。2度目の訪問。
千利休と武将茶人」という企画展をやっていました。
熊本地震の募金箱もあり。

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永青文庫の近くの野間記念館は、講談社の記念館。
村上豊展をやっていました。

小説現代」の表紙絵の、原画などを描いている人です。
ほのぼのとした、懐かしい絵でした。

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「名言との対話」5月1日。萬鉄五郎。

  • 「画家は明日を憂えてはいけない。今日、今、最も忠実でなければならない」
    • 萬鉄五郎(1885年生まれ)は、岩手県花巻市東和町が生んだ日本近代美術の先駆者の一人である前衛画家だ。萬の出た小学校が萬鉄五郎記念美術館になっている。また生家の土蔵を復元した隣の「八丁土蔵」の2階で、萬鉄五郎の作品や生涯をハイビジョン映像で楽しめる。43歳で1927年5月1日に死去。
    • 黒田清輝らのアカデミックな画風が支配的であった日本洋画界に、当時の前衛絵画であったフォーヴィスムを導入した先駆者として、萬の功績は大きい。晩年は日本画の制作や南画の研究も行った。
    • 棟方志功は幾度となく萬の作品を前にしては高価で手に入れることができず、ようやく手にした萬の自画像の額裏に「萬鉄五郎先醒(せんせい)」と書いた紙を貼り、生涯大事にしたというエピソードがある。棟方は、「わたくしは萬氏の繪の事については、際限を持たない。それ程、わたくしは「萬鐵に首つたけ惚れて」ゐるのだ。仕方がない程、参つてゐるのだ」とも記している。
    • 萬鉄五郎は「画家は」というが、しかしどのような職業、どのような人にも「今日、今」という言葉が重要だ。