全国経営学部長会議を開催。今年は幹事校。
76大学。場所は東京駅前の丸ビル。
テーマは「経営実学教育」。

第一部
総合司会:杉田文章多摩大事業構想学科長
開会挨拶:久恒啓一多摩大副学長(兼)経営情報学部長

第41回会員総会

第二部
三菱地所:丸の内開発物語」:丸の内の最近の大変貌の構想・計画がよくわかる素晴らしいプレゼン。地所は3割の地権者。
昼食・休憩:大手町丸の内有楽町散策

第三部
基調講演:寺島実郎多摩大学長「現代の実学」70分。

  • 課題解決型アプローチ。全体知。構造。MBAシンドローム。時代認識が重要。IT(ANA機でBSライブ、ハワイでの体験。情報環境は新しいステージ)。グローバル(インターナショナルは国際。)。グローバル化(1969年アポロ11号。1972年ローマクラブの成長の限界。冷戦終了後のグローバル化はアメリカ流金融資本主義の世界化。21C、無極化、Gゼロ。宗教と民族の蘇り。1648年のウエストファリア条約以来の転換期。近代の終わり。中東の構造変化。イラン(ペルシャ帝国)とトルコ(オスマン帝国)の台頭。民主主義は資本主義を制御できるか、が世界のテーマ。ブリグジット、43歳で賛否が割れた。若い層はエラスムス構想で世界を知っている。シルバーデモクラシのパラドックスフィンテックブーム。IoT。インダストリー4.0。日本型IOT。時間軸と空間軸を土台とした全体知。)

講演:久恒啓一多摩大副学長「経営実学教育の進化と深化」25分。

    • 多摩大の経営実学教育の歴史
    • 2008年以降の経営実学教育の進化
    • 2016年度アクティブラーニング元年からの深化へ

経営実学実践者講演(多摩大OB):35歳と40歳の起業家のメッセージは感銘を与えた。

  • 中田将来「グローバルビジネスの現場から」:「永遠の旅人」という生き方。

  • 小松真実「カルチャービジネスの現場から」:クラウドファンディング。ミュージックセキュリティ。フィンテック神亀酒店。被災地応援ファンド。投資が大事。匿名組合契約。投資型クラウドファンディング。nend。応援ファンド(半分投資。・半分寄付)。純米酒ファンド。あまみ温泉の南天苑ファンド。音楽、タオル(池内タオル)。自治体との連携。阿賀野市のクラウフトビール。共感性と小口。

第四部
テーマ「経営実学教育への取り組みと展望」。それぞれ10分という枠だったが、先生たちは見事にこなした。

  • 金美徳「タマグローカル人材とアクティブラーニング」
  • 奥山雅之「地域中堅企業を訪問し就職の選択肢をひろげるアクティブラーニング」
  • 趙ウジン「済州島フォーラム・アジアダイナミズムを研修を通じたアクティブラーニング」
  • 中村その子「日本伝統文化体験でグローバルに目を開くアクティブラーニング」
  • 久保田貴文「ビッグデータを活用したアクティブラーニング」

第五部
懇親会

  • 田村理事長挨拶

  • 桜井文京学院大経営学部長による乾杯
  • 食事をしながら歓談:参加者から、多摩大の取り組みに対して感嘆の声と今回の企画への感謝の言。元気が出たという声も。
  • 久恒多摩大副学長による閉会挨拶