通勤電車で読む『内臓とこころ』。

内臓とこころ (河出文庫)

内臓とこころ (河出文庫)

先日の日帰り出張の特急の中で半分、あとの半分を通勤電車で読んだ。
野口体操とかそっち系だけれど、じっさいに身体を動かす話ではなくて、そうすると「理屈」だけ見ると、やはり「うーん?」ってなる。

深夜テレビで『ザ・リング』やってて枕元のテレビでうとうとしつつ見る。

ザ・リング [DVD]

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やはりこれは、日米で「怖い表現」がどう違うかを見るものやな。日本の『リング』がハリウッドリメイクされたというわけなので、つまり、日本で産みだされた「Jホラー」の文法がハリウッドによってどう解釈されたか、という見方もできると思う。そもそも日本と欧米で「おばけ」「幽霊」のありようというのがぜんぜん違う(白い着物を着て井戸の上とか柳の下にふわーっと立ってて、足がなくて、長い髪が(日本髪に結い上げてるはずの髪がほどけて顔にかかって)顔を隠していて、ぼやあっとした顔で「うらめしやー」とか言って、・・・とか・・・)ので、まあ単純なリメイクは不可能として、またJホラーのいわゆる「小中理論」がそのまま直訳的に欧米で通用するとも思われないのだけれど、まぁ、思いのほか貞子は貞子だったですね。呪いのビデオも意外とそれっぽかった。