通勤電車で読む『もし京都が東京だったらマップ』。

とうとう授業がはじまってしまったので通勤電車で。以前、Webで拡散されてたのを見たことのある(http://chicamo.jugem.jp/?eid=72)、京都の各エリアを東京の各エリアに例えたマップの、作者の人が書いた本。マップだけだと書きっぱなしってところもあるので、本でその背景込みで説明しているかんじ。で、著者の人は京都生まれで建築を勉強してから東京の不動産ベンチャーに就職してシェアハウスを作る仕事をしつつ5年ほど住んで、それから京都に戻ってきて不動産やさんをやっていると。そういうわけで、不動産屋さん目線だと確かに、街とかエリアごとの感じをぱっと捕まえることは必要だし得意だろう。そこから、京都駅=品川駅とか、北山=青山・代官山とか叡山電鉄出町柳元田中〜茶山〜一乗寺JR中央線沿線の中野・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪に該当するとか、まぁそのたぐいの見立てが出てきて、へえそうなのかというかんじだけれどさしあたりおもしろい。巻末に三浦展との対談が載っているけれど、三浦展は「京都って高円寺に似てるよね」ぐらいの目の粗さで見ていて、そのあたりはやはりこの著者の人のほうがきめの細かい感覚でマッピングしている。