研究会の行き帰りの電車で読んだ『損得でくらべる宗教入門』。中村という人の宗教入門新書をよむシリーズ。けっこうよかった。

損得でくらべる宗教入門 (ベスト新書)

損得でくらべる宗教入門 (ベスト新書)

ひきつづき、中村という人の宗教入門の新書本を読むシリーズ。前の本が対話篇だったのにたいして、こっちはまぁふつうの説明調。で、学生さんに読ませるならこっちのがよさげ。合理主義者のビジネスマンに説明する宗教、という設定で、まずさいしょにキリスト教と仏教について一章ずつ充てているけれど、キリスト教は「絶望している人」向けで、仏教は「ブレやすく不安症の人」向け、という説明のしかたは悪くないと思った。で、その次の章で、残りの宗教をいっしょくたに一神教多神教って整理で説明して、そのあと「神」「死後」「奇跡」についての各論があって、終章でまとめ。