エクセルでStudent-T検定
ある処理をしたときに処理しない場合と比較してある数値に有為な差があるかどうかを検定する場合Student-T testを行う事が多い。これをエクセルで行う方法について。
各群12個体を栽培しある数値をカウントし記録した。
「ツール」から「分析ツール...」を選び
「t検定:等分散を仮定した2標本による検定」を選ぶ。
変数1、変数2にそれぞれの群のカラムを指定し(選択したカラムの一番上にラベルがあるときは「ラベル」にチェックを入れる)、「差がない」という仮説(帰無仮説)が成り立つかどうか検定したいので「仮説平均との差異」を0に、「α」は棄却域の確率(標準では5%)を、出力先を指定してOKをおす。
この様に結果が出る。
この結果の意味するところは
危険率(P value)=0.00000155 <0.01
「有意水準1%で帰無仮説は棄却された」(有意な差が認められる)ということになる。
なお、「分析ツール」ではなくて関数ttestで計算させる事も可能で、その場合は
こんな感じ。
尾部は両側:2,片側:1を指定します (通常は2)
検定の種類は対をなすデータ:1,分散の等しい2標本:2,分散の等しくない2標本:3を指定します.(我々の実験ではたいてい2)