VMware Server 2.0.1 での Windowsファイル共有 の転送速度について
○曇りのち雨
○VMware Server 2.0.1で、ゲストOSからホストOSの共有フォルダへのアクセス速度を計測してみた
・計測に使用したソフト
CrystalMark 2004R3 (Ver 0.9.126.452、更新日 2009/03/31)
http://crystalmark.info/
・実験環境
>ホストOS側
マシン | ML115 G5 |
OS | Windows XP Pro x64 |
CPU | Athlon 1640B (2.7GHz) |
メモリ | 2GB×2枚 |
実験したHDD | HDT725032VLA(300G) |
>ゲストOS側
OS | Windows 2000 Pro SP4 |
割り当てメモリ | 512MB |
・補足説明
実験に使用したHDDはIDEのため、SATA変換アダプタを使用
IDE→SATA変換アダプタ『FHC-356』
http://www.freedom-pc.com/product/idea3.html
ホストOSでHDDをFormatし、そこに共有フォルダを作る
ゲストOSからその共有フォルダを ネットワークドライブの割り当て でドライブFにマウント
ホストOSからの計測は、HDDに直接アクセス
ゲストOSからの計測は、ネットワークドライブとしてアクセス
・ホストOSから物理HDDへのアクセス速度
Read | 48.20 MB/s (1928) |
Write | 51.30 MB/s (2052) |
RandomRead512K | 28.01 MB/s (1120) |
RandomWrite512K | 26.07 MB/s (1042) |
RandomRead 64K | 4.65 MB/s (186) |
RandomWrite 64K | 9.39 MB/s (375) |
・ゲストOSからネットワークドライブへのアクセス速度
Read | 48.31 MB/s (1932) |
Write | 29.81 MB/s (1192) |
RandomRead512K | 48.63 MB/s (1945) |
RandomWrite512K | 24.98 MB/s (999) |
RandomRead 64K | 31.45 MB/s (1258) |
RandomWrite 64K | 12.08 MB/s (483) |
・考察
ゲストOSからホストOSのネットワークドライブのアクセスには VMware Serverのネットワークを経由するので、
他のゲストOSのネットワークのデータ転送があるとパフォーマンスが低下するものと思われる
・感想
ゲストOSからでも 十分実用に耐えられるアクセス速度が出たので満足
ゲストOSのアクセス速度で、ランダムReadがホストOSを上回っていたのが不思議である
(I/Oキャッシュが効いていたのかな?)
ZZZzzz