2007-04-24
■[magazine][military]軍事研究 2007年5月号
特集はUAE兵器見本市"IDEX2007"と中国の先端武器。
IDEX2007にはイスラエル企業がグローバル・プロキュアメント・ソリューションという会社を使って出展していたのではないか、という指摘が興味深かった。(p.35) 当然ながら普通に考えればイスラエルがイスラム圏の見本市に出られるわけがないのだが、貿易会社経由なら黙認されるらしい。また、途上国の技術向上も着実で、その要因が技術者の流動性の増加と工作機械の自動化・高度化によるものと指摘されている。で、困ったことに後者の最大の供給国は日本だったりする可能性が高い。パソコンレベルの民生品を兵器扱いするのは度が過ぎるが、工作機械類はもうちょっと慎重になるべきかも知れない。
F-22の記事も幾つかあった。その中に、レッドフラッグ07−2という演習で、ラプターが「撃墜」された件について書かれている。(おとりを出してラプターにミサイルを撃たせ、そのあと低空に潜んでいた僚機が接近格闘戦に引きずり込む、という戦法だったらしい。)どんなものでも完璧はないという話だが、その演習についての記述が面白かった。
レッドフラッグに参加する部隊には必ず「ブルー4」と呼ばれる、「コンバットレディ」は取得しているものの、実践参加経験のないクルーが加わっている。極論すればレッドフラッグは、このブルー4に「準実戦」を経験させるために行われるといっていい。第一次大戦の頃から、新米の戦闘機パイロットは最初の10回の実戦ミッションで撃墜される可能性が高いと言われている。レッドフラッグはこの10回の「準実戦」ミッションをアメリカ国内で体験させるためもので、二週間の訓練期間のうち、週末を覗いた0日間、1日1回、10ミッションをブルー4に体験させるのだ。
ああ、なるほどという感じ。新兵訓練もののストーリーを扱う場合には、この辺を使うと良い雰囲気作りになるかな。
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