k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.139 Dive to Survive 〜水中に潜れば爆発の衝撃から逃れられる?

潜れば爆発から逃れられるのか?

映画などに「爆薬の仕掛けられた船から逃れて、海に飛び込む。直後に爆発が起こるが、主人公は潜っていたので大丈夫だった」というシーンがある。本当にそうなのだろうか?


まず実験室で、水槽を二つ並べる。近くで爆竹を破裂させて違いを見ようとするが、全然分からない。
次に屋外でC4爆薬を使い、水を張った水槽の中とむき出しの状態とで衝撃を比較すると、たしかに水中の方が衝撃が小さいようだ。


さて、いよいよフルスケール実験。採掘場跡の水たまり(池)に場所を移す。櫓を組んで爆薬を設置。そこから、1.5m、3m、6m、15m、と4種類の距離を設定。それぞれの場所に、水上/水面下1.5m/水面下3mに衝撃検出デバイス(人が怪我をするレベルの圧力かどうかを判定するフィルム上の検出器)を置く。
まず50ポンドのガソリンで実験。見かけは派手な火球が出るが衝撃はそれほどでもない。1.5mの水上はアウトだったが、水中は大丈夫。
次に50ポンドのアンホ爆薬。これは、全部の装置が破れてしまい、違いが分からず。
最後に50ポンドのダイナマイト。こちらは、15mの水中のみ大丈夫という、一番期待していた結果。


ということで、伝説自体は「ありうる」という結論だった。ただ、もうちょっと違いが綺麗に出る実験を考えて欲しかったな、と思った。

電話帳で防弾

電話帳で銃弾を防ぐという話がある。ならば、電話帳で車を覆えば防弾車が作れるだろうか?


まず、車のドアの中に電話帳を詰め込み、防弾効果を確認する。
9mm、357マグナム、45口径、は止められたが、12ゲージショットガンやM14はさすがに無理。
では、ショットガンやライフルは何冊の電話帳があれば止められるのだろうか。ということで試してみたところ2冊で止まることが判明。これならば、電話帳で装甲した防弾車は作れそうだ。


しかし、ドアよりも弱そうなのがガラスである。ガラスの内側に何冊の電話帳を置けばM14を止められるだろうか、というのが次の実験。試してみると3冊あれば大丈夫ということになった。
とはいうものの、ガラスの内側に3冊も電話帳を並べたらスペースが無くなってしまう。ならばガラスの外に電話帳を貼れば良いんだよ、と考え試してみたが、なんとあっさり貫通。並べ方により防弾効果が変わってくる。そこで、窓ガラスの外に何冊の電話帳を置いたら防弾できるかの実験をしたところ、なんと5冊。これは大変だ。


ただ、キャリーは「5冊も置くなんて無理」と言ったのに対して、トリーは「5冊で済むならなんとかなるんじゃ?」と、なにやらコップ半分の水の話のような議論になる。


実車制作の開始。但し、普通に覆うと必要な電話帳の量は800冊、1.6トンになり、これでは車は走れなくなってしまう。計算すると半分の400冊がせいぜいということになり、やむなく重点防御の発想でエンジンルームや運転席を重点的に覆うようにする。これで車は完成。


いよいよ実験。車の中に風船人形を入れ、車が200メートル走る間に銃撃を加える。風船がしぼまなければ大丈夫というものである。
まずライフルやショットガン。これはなんとか耐えきって風船は無事。おお、すごい。
次がマシンガン。これもなんとか耐えきる。
最後に軍用の重ライフル。さすがにこれは無理でガンガン貫通してました。


ということで、車を電話帳で覆えば、拳銃やライフル程度の火器に対する効果は充分にあるという結果でした。ただ、ノロノロ運転だったので、実用性はあまりないですね。