コマンドマガジン Vol.111(ゲーム付)『常徳殲滅作戦』
- 出版社/メーカー: 国際通信社
- 発売日: 2013/06/20
- メディア: 大型本
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ゲーム紹介およびリプレイを読む限りでは、作戦立案や進行(VP)管理などがほどよく強調された良い軽量級ゲームのようだが、だからといって初心者がやってくれるかというとテーマ的に難しそう。
『魁 コマンド士官学校』は最終回。どうせなら、付録ゲーム合わせで拡大版とかやってくれてもよかったかな。
何度か批判もしましたが、良い連載だったと思います。お疲れ様でした。
で、このメジャー・マイナーの話題が『野獣げぇまぁ』に出てくる。
多くのコンテンツは、ある程度まで因数分解することができる。最も目の粗い因数分解は、テーマ×システムに分解することだ。
(中略)
この段階でどちらかがメジャーで無いと、作品が世間に認知される可能性はぐっと低くなる。
(p.62)
で、現状のウォーゲームは、マイナー×マイナーであると。そして、
戦史×ウォーゲーム(=普通のウォーゲーム)はマイナー×マイナーから動けない。だが、システムを語る言葉を決めることで、ウォーゲームに「メジャーなシステム」が発生する。
メジャーなシステムがあっても、外から見れば相変わらずウォーゲームは全てマイナーだ。けれど、その人にとってメジャーなテーマが選ばれている特定のゲーム(メジャー×マイナーが成立しているゲーム)経由でウォーゲームに触れた人が、それ以外のウォーゲームも選びやすくなる。(p.63)
ここが弱いから、周辺からウォーゲームへの流入が乏しいのではないか、ここを改善すれば流入が増えるのではないか、という意見。
最近なら、ガルパンや艦これから引っ張ってこれるか、という話に繋がるのだろう。
人を誘う、という観点で面白かったのが『It Never Snows』の紹介記事。
合宿でビッグゲームを遊ぶ場合、という話題があり、
仮に初日は6人以上で開始したとしても、2日目は3〜4人でも手が足りる事態になりかねない。それはそれで需要はあるのだが、皆で2〜3日みっちり楽しみたいという場合には向かないかもしれない。(p.77)
いや、ビッグゲームと一言で言っても色々だ。