k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2014年6月号

特集は「天気予報」
まずは、予報の基礎である観測態勢の解説。アメダスや気象ドップラーレーダー、ゾンデ、気象衛星など。観測態勢の粗密を示した図があり(p.38)、いわゆる先進国が緻密なのに対して、南米やアフリカは手薄。これを補うのが人工衛星というのがよく分かる。
次が予報のメカニズム。数値予報とその修正の仕組み。格子間隔よりも小さい部分の修正などは、今でも人手で行っている。
天気図の読み方では、あまり目にしない高層大気図の解説。同じ気圧となる高度を示すもの。
温帯低気圧の概要(これは学校で学ぶレベル)の説明のあとで、2月の大雪が気象現象としてどういうものだったかを天気図を使って解説するのも面白い。
数値予報の精度の推移(p.65)もあり、80年代後半、2000年代中盤に精度がぐっと上がっている様子が分かる。ちなみに、30年前の1日後を予測する精度と、今3日後を予測する精度がほぼ同じ。

3万年前のウィルス (p.9)

短信紹介記事。3万年前のシベリア凍土地層から新種の巨大ウィルスが発見された。長さが1.5マイクロメートルもある。「ピソウイルス」と名づけられ、感染能力を保っていたそうだ。

インフレーションの痕跡(p.10)

先日ハーバード大学が発表したBICEP2の観測結果の解説。原始重力波の影響による偏光が渦巻きパターンになる、ということが図入りで説明されている。
実は、30グループ以上が観測競争をしているそうだ。
なお、ESAの2013年の発表と食い違いがあり、これが課題。

6500万年前の隕石衝突で酸性雨 (p.12)

ユカタン半島付近に6500万年前に隕石が衝突し、恐竜絶滅との関連が言われているけれど、このとき海洋生物の大絶滅がうまく説明できていなかった。
千葉工大の大野宗佑研究員の説によると、隕石衝突により、岩石の硫黄分が分解され、硫酸となりこれが酸性雨として降り、海洋が酸性化したというもの。これで海と陸の両方が説明できるそうだ。

STAP問題解説(pp. 18-23)

STAP問題の解説の続き。4/15までの情報をまとめた6ページの記事。
緑色の光、捏造、改竄、などを一つずつ解説。ウェブ記事とか読んでいる人には既知の情報だけれど、整理してあるので分かりやすい。