k-takahashi's blog

個人雑記用

マッハ新書から考える情報という商品の在り方

情報処理学会誌の8月号、特集はホームロボットだが、マッハ新書が取り上げられていると聞いたので読んでみた。てっきり、巻頭コラムか書評欄あたりだろうと思っていたが、特別解説という位置づけで5ページ。著者はラムダノートの鹿野桂一郎氏。


騒動のまとめだけでなく、一般化した際の課題(情報商材的な悪用の可能性)も書いてあるし、アップデート方式の先例(Manning社のMEAP、Packt社のEarlyAccess、日本だと達人出版界のβ版)も紹介されていて面白い。


消費者(読者)が期待するプラットフォームの役割を出版社が果たしていない(実際、プラットフォームは出版社、取次、書店、の3社が担っていて、それが読者の期待に応えていない)というのはその通り。