Newton(ニュートン) 2018年 09 月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2018/07/26
- メディア: 雑誌
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マスクの計画の概要やファルコンロケットの紹介と軌道や環境の問題などを説明している。
しかし、BFRのイラストよりスターマンの写真の方が空想的なんだよね。
ランダムと乱数の奇妙な世界
真の乱数の話題。人にとってランダムに見えるかとか、擬似乱数発生とかのトピックも紹介。
統計数理研の物理乱数発生システムも写真付きで紹介。「ノイズを減らすための研究からは、乱数に使える”よいノイズ”を作るための知見も得られます」(p.83)には、納得。
ちきゅう
JMASTECの科学掘削船「ちきゅう」の紹介記事。全長210メートル(旧海軍の金剛型とほぼ同じ)、5万6000トン(金剛型のほぼ2倍)、乗員200名という巨大船で、数ヶ月かけて海底掘削を行う。
今回は海底下5000メートルのプレート境界を狙う。
小ネタ
「辛み」の解説で、「体温は上がらない。体温が上がると辛み受容体が活性化するのだが、辛みを受容したときに体温が上がったのと錯覚している」というのは知らなかった。
恐竜絶滅の隕石衝突から数年で生物が復活。例のユカタン半島のチチュルブ・クレーターから堆積層を掘削し調べたところ、クレーター形成から6年後の地層から生物痕跡が見つかったもの。従来は30万年と見積もられていた。