k-takahashi’s 雑記

2018-12-29

[]這い寄る混沌

クトゥルー神話新訳シリーズの3巻。ナイアルラトホテプ系で集めてある。といっても、別にニャル様が登場する作品を集めたというわけではなく、作中に仄めかされているというのが多い。もちろん「ナイアルラトホテプ」にはしっかり出てくる。(怪しげな興行師という人間形態だが、異様な印象を与える人物として) 他にも異様な人物が出てきて、というプロットの作品が多い。

  • ナイアルラトホテプ
  • 這い寄る混沌
  • 壁の中の鼠
  • 最後のテスト(科学の犠牲)
  • イグの呪い
  • 電気処刑器(自動処刑器)
  • 墳丘(雑誌掲載版)
  • 石の男
  • 蝋人形館の恐怖
  • 闇の跳梁者

「最後のテスト」はマッドサイエンス風味が出ていて好み。「闇の跳梁者」はブロックが殺されるので有名な作品だが、街中を彷徨う描写は良い感じ。括弧付きの2作はラヴクラフトが手を入れる前のバージョンと改稿後のもの。かなり変更しているのが分かる。


最近クトゥルフ神話に興味を持った人はともかく、ある程度親しんだ人ならほとんどは既読と思うが、新訳(新解釈)の部分もあるし、本書の場合は註や解説もウリなので、そちらもあわせて。

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