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ひでかずの日記帖

2018-10-09

かなり複雑

國學院大學博物館で ≪キリシタン 日本とキリスト教の469年≫ を見てきました.「キリシタン」ということばにはエキゾチックというか,どこかふしぎなニュアンスがあります.「宗教」という面だけではなく,「日本」が受容し,独自に変化発展させてきた政治的で文化的な現象の総体とでもいったらいいでしょうか.その「受容」の歴史も簡単ではありません.フランシスコ・ザビエルの布教にはじまり,熱烈な(といっていいとおもいます)信仰が起こり,一方で秀吉による禁教がなされて迫害や一揆が繰りひろげられ,明治になってキリスト教解禁となったものの,(信者たちを)明治政府の政治的なおもわくの下に置こうとする意図もあったようなのです.そうしたことがらを古文書やさまざまな資料で展示解説しています.いわゆる踏絵もありました.が,わたくしがおもしろく見たのは,信者たちの宗教心(?)が込められたモノです.十字架やメダイもありますが,「マリア観音像」には,こういう仕方での「信仰」もあるのかと,ちょっとおどろかされました.「お掛け絵」という,やはり日本風に偽装した作品にも「キリシタン」の独自性が認められるようです.昭和時代に製作されたものもあるというのですから,その「伝統」には感嘆させられます.

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