8/26(水) 入院42日目(無菌室で衆院選不在者投票とHLAのDNAタイピングについて)

入院中の患者は病院内で不在者投票ができる。
自分のように無菌室に入っている場合は無菌室まで係りの人が来て対応してくれる。
係りの人が見てる前で記入して封筒に入れ封をし、署名をして係りの人に渡し、係りの人が直ぐに投票箱に入れる。
貴重な経験をした。意味もなく緊張した。


今日の血液検査の結果

白血球*1 赤血球*2 ヘモグロビン 血小板*3
基準値*4 4,000〜8,000/μL 410万〜540万/μL 14〜18g/dL 120,000〜400,000/μL
8/19 600/μL 277万/μL 8.9/dL 15,000/μL
8/21 300/μL 249万/μL 8.1/dL 6,000/μL
8/24 300/μL 254万/μL 8.1/dL 38,000/μL
8/26 200/μL 224万/μL 7.3/dL 22,000/μL

全体的に数値が落ちてる。特に白血球の数値が更に下がっていて落ち込む。
今日、38度まで熱が上がった。解熱の薬で熱が下がったが一時的だろう。
そのため、今日から抗生剤の点滴が始まった。1日2回。
酷くならないように安静にしよう。


今日、真ん中の兄とのHLA型の一致結果が出た。全項目一致(フルマッチ)とのこと。良かった。
ただし、今回の結果は血清学的検査というものらしく、さらに遺伝子レベルでの検査(HLAのDNAタイピング)が必要らしい。
血清学的検査では一致しているように見えても、HLAのDNAタイピングで不一致が見つかることもあるらしい。
移植後のGVHDのリスクを減らすためにもHLAのDNAタイピングで細かく検査が必要なようで
平成17年からDNA検査するようになったらしい。
http://www.wanonaka.jp/circular/245/No245-bank_dna.htm
血清学的検査も5万円前後かかったが
HLAのDNAタイピングは、はっきりとした金額は分からないがかなり高額のようだ。(中古のフィットが買えるくらいかも)
実際に骨髄移植をした場合は健康保険が適用されるため、
7割は返金されるようだが検査だけの場合は10割負担となる。
3/4の確率で不一致のため、まだ低額な血清学的検査をやって一致を確かめたということらしい。
逆にいうと、3/4以上の人は血清学的検査の5万円は10割負担しているということだろう。
今回、免疫抑制療法を行なったので骨髄移植はしないで済むかも知れないが、
再発や将来のことを考えると兄のHLAのDNAタイピングをしておく事になるが、前述の通り10割負担となる。
担当医がまず兄弟のHLA検査を進めているのに保険が適用にならないというのは
なんとも納得がいかないなあ。治療の一環の検査じゃないのかなあ。
いずれにせよ、免疫抑制療法が駄目だった時に兄と骨髄移植できる可能性が高いので良かった。

*1:8/9から1日置きに白血球を増やす注射をしている

*2:8/14,8/15 赤血球輸血

*3:8/13,8/23 血小板輸血

*4:入院中の病院で教えて頂いた成人男性の基準値