MTOS5をXAMPPにインストールする手順

(一部修正2015/1/17:記事内では修正1として表示)
ロリポップやさくらなどのレンタルサーバへのMTOS5(Movable Type Open Source 5)のインストール手順は掲載されていますが、XAMPPへのインストール方法はあまり見かけないのでメモとして記録しておきます。

作業環境

XAMPP ver.1.7.3
MTOS ver.5.01
OS Windows XP SP3

事前準備

1.MTOS5のダウンロード
  1. MTOS5(Movable Type Open Source)のサイトから「今すぐダウンロード」のボタンをクリックしてMTOS5をダウンロード。
  2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして展開。
2.XAMPPの準備。データベースの作成
  1. XAMPPを起動、Apache,MySQL,File Zillaを起動。
  2. ブラウザでXAMPPを開き、左サイドメニューからphpMyAdminをクリック、MySQLの管理画面を立ち上げ。
  3. 「新規データベースを作成する」でMTOS5で使用するデータベース名を入力(好きな名前を英数字で入力)。ここではmt5とする。
  4. 「照合順序」は、「utf_8 general_ci」にセット。
  5. 「作成」ボタンをクリック。これでデータベースの準備完了。
3.MTOSの事前準備。Perlの実行環境の確認。

新規インストールの事前準備の、「Perlの実行環境の確認」を行います。
Windows用XAMPPの場合、xampp/perl/bin/perl にPerlの実行環境があります。
MTOS5とXAMPP1.7.3の組み合わせでは、バージョンに問題はありません。

4.インストール先の決定

XAMPPでのインストールは、基本的にhtdocsフォルダ内になります。(FTPソフトがそれより上の階層にはアクセスできません。)
htdocs内にMTOS用にフォルダを一つ作ります。ここではそのフォルダ名をmt5にしたとして話を進めます。
公式サイトにおけるインストール方法はこちら。ここの記述に沿って進めていきます。
ディレクトリの構成は、XAMPPの場合、次のようになります。

  1. アプリケーションディレクトリのディレクトリパスは、/htdocs/mt5/cgi-bin/mt ブラウザでアクセスする場合のURLは、http://localhost/mt5/cgi-bin/mt
  2. スタティックディレクトリのディレクトリパスは、/htdocs/mt5/www/mt-static ブラウザでアクセスする場合のURLは、http://localhost/mt5/mt-static
  3. ウェブサイトディレクトリのディレクトリパスは、/htdocs/mt5/www/ ブラウザでアクセスする場合のURLは、http://localhost/mt5/

(今のところこれらは気にしなくて良いので次へ進む)

5.ファイルの解凍と修正

ファイルの解凍は最初にやってあるのでとばします。修正作業。

  1. 解凍したファイルを開きます。
  2. 拡張子が.cgiになっているファイルをメモ帳やTeraPadSublime-textなどで開きます。
    念のため、テキストエディタは、リッチテキストファイルを扱えるもの(ワードパッドやez-HTML,Dreamweaverなど)は避けます。(修正1:DreamweaverCS4ではファイル形式が勝手にShift-JISに変更されるのでutf-8にちゃんと変更してから保存する。)
  3. 最初の一行目を、
    #!/xampp/perl/bin/perl -w
    に書き換え、保存。
6.ファイルのアップロード
  1. FFFTPを起動し、XAMPPに接続。
    ローカル環境なのでドラッグ&ドロップでいいという人は、XAMPPフォルダの、htdocs/mt5フォルダを開きます。
  2. mt5フォルダ内にcgi-binとwwwの二つのフォルダを作成。
  3. wwwフォルダを開き、すでにダウンロードしているMTOS5のファイルのうち、mt-staticフォルダを、フォルダごとXAMPP/htdocs/mt5/wwwフォルダにアップロード。
  4. その他のファイルは、cgi-binフォルダ内にアップロード。
  5. パーミッションは、XAMPPでは変更できないのでそのまま。(ローカル環境のXAMPP内では、パーミッションを変更しなくても問題なく使えます。)

MTOS5のインストール

対話式インストールウィザードの実行 | CMSプラットフォーム Movable Type ドキュメントサイトの記述に従って進めていきます。
(修正1:注意-リンク先でhttp://www.example.com/cgi-bin/mt/とされているサインイン画面のURLは、実際にはhttp://www.example.com/cgi-bin/ となっている模様。)

  1. スタティックウェブパスは、http://localhost/mt5/www/mt-static/
  2. スタティックファイルパスは、htdocs/mt5/www/mt-static/
  3. MTOSをmt5フォルダとは異なる名称のフォルダに入れた場合、mt5のところの名称も変わります。

システムチェックの後、データベース設定に入ります。

  1. データベースの種類はMySQL
  2. データベースサーバはlocalhost
  3. データベース名は、2.で作ったデータベース名(mt5)。
  4. ユーザー名、パスワードは、MySQLのユーザー名とパスワードを入力する。
  5. メール設定は、よく分からなかったので設定せずに次へ。MTの設定の保存ファイル名が表示されたのでそれをメモしておいて次へ。

のこりは通常のブログの作成方法と同じ。
ウェブサイトURLに例示されているhttp://www.example.com/は、http://localhost/となります。