膝人口関節置換術の記

6月15日福岡整形外科病院入院、23日手術を行う。
8時50分手術室に入り、麻酔注射ご15分で下半身麻痺、手術開始。何時皮膚を切り開いたか分からぬまま、ノコギリの音、槌の音、ドリル様の音が耳や、骨を通して伝わってくる。
 かすかに、上部ライトの金属部に写る切開部に、筋肉の朱色や、骨の白色、人工関節のニブイ鉛色もものが見える。手際よく進み洗浄している流水の音が心地よい。ほっチキスで縫合し、1時間30分で終了した。隣の部屋でレントゲン写真撮影後、フィブスで固定し、病室に帰る。
 特室(1日8,400円)なので、鳴こうが喚こうが遠慮は要らぬが、傷口はまったく痛くない。しかし、麻酔が醒める5時頃から、腰が痛くて、寝返りも打てず悲鳴を上げたいくらいであった。7時座薬を入れてもらい、グッスリ眠った。
 翌日から大体四頭筋の強化リハビリをベッドの上で行う。翌日午後ギブスと尿管を外してもらったので、楽になった。3日目には、足を曲げてもあまり痛みはなくななった。110度は自力で曲がる。看護師もビックリ。CPM機械で曲げ伸ばし運動を50度の曲げから1日5度づつ130度まで曲げ角度をあげていくのだが、最後130度の日は、すでに140度まで自力で曲がった。
 2週間後抜糸。4週間後すなわち、7月20日退院、息子のマンションに泊まり、翌日夕刻息子のヴェンツに乗って厚狭に帰った。あっという間の35日であった。今日は術後36日たつが、患部の腫れもひき、歩きも自然に近くなった。2週間後検査、半年、1年、1年半後まで検査してチェックしてもらうことになっている。人工関節のX線写真を記録として添付する。