五段活用

「許す」を検索すると、「許す」ことはほとんどひっかからず、「許すな」が大量にひっかかる。「許せ」を検索すると「許せない」がひっかかり、「許さ」は、「許さない」がひっかかった。「許し」は許しを請う言葉が連なっている。「許そ」「許そう」と言った、助言や、断定の単語ぐらいか。きっと許せないことが多いのだろうな、と想像する。

マイナス方向への言葉は、冷静に書くことが難しい。恋愛を素直に賛美する文章よりも、皮肉や批判や助言の言葉のほうが、よっぽど溢れているだろう。現実の総数量は同じとしてもだ。ネットという世界の言葉は、言語化することが得意なオタクが多く、それが全てではないとは思っているが、人がどれだけの言葉を連ねるのか、人間の思考を反映したものだと考えている。

自分は誰かを許したのか?
誰かは自分を許したのか?