mixi登録者数の伸びを予測してみた(その5)

去る7月14日、ようやくミクシィから会員数1500万人突破のアナウンスがありました。

 株式会社ミクシィ(東京都渋谷区、代表取締役社長:笠原 健治、以下ミクシィ)は、ソーシャル・ネットワーキング サービス(SNS)『mixi』のユーザー数が、7月13日に、1,500万人を超えたことを発表いたします。

http://mixi.co.jp/press_08/0714.html

今年初めに1300万人を突破したらしいことは聞いていましたが、正式な発表まで待っていました。
しかし、1000万人突破のアナウンスから1年以上も音沙汰なしだったので、てっきりユーザー数の発表はもうしないのかと思ってましたよ。 何故なら昨今のポータルサイトの評価指標は、総ユーザー数やPVよりもアクティブユーザー数や滞在時間といった、実質的な数値が重視されるようになってきているものですから。


さて、今回も前回(mixi登録者数の伸びを予測してみた(その4) - しまうま技研)の予測を検証してみましょうか。

明らかに伸びが鈍化しています。
この実績値を加味して導いた予測式は以下の通り。 これは最小二乗法による重回帰分析から求めたものです。


6$y=e^{3$17.102-8.007e^{0$-0.021x}}・・・(式1)


くどいようですが、xは2004年3月を1とした値で、2008年7月のxの値は53になります。 この式から、会員数は2600万人強が上限になることが予測できます。 この式をグラフ化したものが、下図のオレンジ色の曲線です。

実績値と目立ったズレがありますが、これは誤差の二乗の総和が最も小さくなるように数学的に求めたものなので仕方がない…と思うのですが、久しぶりの計算なので、やり方を間違えてしまったかも知れません…。
そこで、今回もカット&トライで求めた式とグラフ(青緑色の曲線)も併記しておきました。


6$y=e^{3$16.77-10.5e^{0$-0.071x}}・・・(式2)


この式では、会員数の上限は2000万人に届かないことになっています。 mixiでは「会員数3000万人を目指す」と言っているようですが、当初の見立て通り、それは非常に難しいんじゃなかろうか…というのが私の結論見解です。


最後に、次回の発表は恐らく本年中にはないと思われますので、来年いっぱいまでの拡大グラフを付けておきます。
もう、これが最後の予測かも。