城端むぎや祭(3)−祭りのあと

ご挨拶が遅れましたが、無事帰還しております。
あのあと木崎湖でゆっくりし過ぎて帰路につくのが遅くなり、高速道路で30kmの大渋滞に巻き込まれました。 ガソリン高騰のため出控える人が多いと思ってたのですが、読みが甘かったようです。 行楽シーズンの連休最終日ですもんね…帰宅は23時頃になってしまい、旅疲れが出て0時には寝入ってしまいました。
昨日も仕事で帰宅が遅くなり、せめてブログだけでも…と思いつつ、やはり0時にはダウン。 アニメも全然消化出来てません。


さて城端むぎや祭の続きをば。
2日目の最終日には、乃絵こと高垣嬢とナガッチョPこと永谷氏がお忍びで来訪されたとのこと。

チューリップ連絡帳*1が置いてある城端駅は一時、別の意味で「祭り」になったとさ…何という素敵なオチ。
まさか、祭りの最中に来られるとは考えていませんでしたが、「木は森に隠せ」と言うし、結果的に作戦大成功といったところでしょうか。 一体、お二人ともどんな変装をしていたのか気になる…。

また、高垣さんとナガッチョさんがいらっしゃった時も閉まっていたため
観光協会の方たちも会っていないそうで、残念がっておられました
会っていたなら、色紙もお願いできたのにねェ〜
城端駅にいらっしゃたのは14時から16時の間のようです)

祭りの後は・・・: 黒板の落書き

ちょうどその頃、私は所用で城端を離れてました。 1日目は昼過ぎから夜までずっといたのですが、2日目は途中で抜けて、菩提寺にご挨拶しとったもんでぇ…ちょっこし残念やわいね。


ところでこのお祭り、「素朴で哀調を帯びた」云々と語られることが多いのですが、私の印象はちょっこし違います。
確かに麦屋節の一節には「浪の屋島を遠くのがれ来て 薪樵るてふ深山辺」とか「心淋しいや落ち行く道は 河の鳴瀬と鹿の声」などと、落人の悲しい境遇が詠われているのですが、

河の鳴瀬に絹ばたたてて 浪に織らせて岩に着せよう

この一節には、落ちぶれた境遇を笑い飛ばそうという、自嘲が感じられるのです。
また「古代神(こだいじん)」という唄は、よくよく聴くとかなりコミカル。

山椒の木に 蜂が巣をかけた/蜂も蜂かよ 足長蜂じゃ/わしとお駒が/心中話をしておりますと/そこへ蜂めが/チクリ刺す/わしもそのときゃ 死ぬかやと思うた

最初は歌詞など「聴いても分からない」と受け流していたのですが、何度も聴いているうちに「おや?」と思い、観光案内所で歌詞カード(?)を戴いて確認しました。 ちなみにこれは「機(はた)の声 じょうはな」という観光ガイドグループが作成し、無料配布していたものです。

話は戻りますが、これに加えて「じゃんとこいむぎや」は、現代風にアレンジされた勇壮な民謡を大音量で流す華やかなイベント。 ま、百聞は一見に如かず。 今年来れなかった人は来年こそ是非。 土日が休みの方は、来年のこの時期、豪華5連休になりますよ。

かなり賑わっているように思えたので、毎年こんな感じなんでしょうかいつもより賑わっているんでしょうかと観光案内所で尋ねたら、参加団体が多いので多分そうなんでしょう、という答え。 東海北陸自動車道の全通が大きな要因なのでしょうが、"true tears"人気もちょっこし影響しとるんではないがけ?


最終日は終了予定の22時までいたのですが、総踊りは一向に終わる気配がありません。 そうこうしているうちに参加者もだんだんと減り、どうやら殆どが地元の人になったみたい。

なので頃合をみて私も撤収。 帰り際に見た善徳寺の美しさと言ったらもう…。

ふと空を見上げると、そこには十五夜お月さん。

心に残るお祭りでした…。

*1:曳山祭の時は、曳山会館そばの臨時観光案内所に、一時的に移設されてました