2012.01.31
崩壊の過程
メーカー系の経営は今後更に苦しくなっていくことでしょう。が、それは今の若者にとって好ましいことかも知れません。
会社組織など良くも悪くも利益を追求するためのマシンであって、いざとなれば従業員など情け容赦なく切り捨てられる。
そのことを誰もが当たり前に認識すれば、会社に依存することもなくなり、生き残るための武器を独力で身につけるようになる。
そうして組織に甘えずに生きていける若者が増えてくれば、経済も回復し社会も良くなっていく、と期待したいですね。
古くてでかい会社に就職すれば一生養ってもらえると思うのは錯覚、幻想に過ぎないとそろそろ誰もが気づく頃なのでしょう。
2011.10.06
世の中のしくみ
例えば殺意を抱く程嫌っている人間が、周囲からは高く評価されていたりするのを見て理不尽を感じる経験は誰にだってあること。
倫理道徳的にはどうみても自分の方が正しいんだけど評価されるのは相手。
その種の経験をしたことのない者は、恐らくひとりもいないでしょう。
そんな人間社会の逆説を象徴するのが彼のカリスマ経営者だったのかもしれません。
残念ながら世の中、「勝ったもの勝ち」なのです。
世紀のペテン師に乾杯!
2011.04.07
心理学と寓話
中沢某氏を出してくる時点でしらけるけど、こうした解釈は表現しだいで説得力を持つものです。例えば、
「神の火を盗んでしまった罪悪感から無意識の内に破滅を欲していたのだ。施設の粗雑な扱いだとかリスクの過小評価はその顕れだ」
とか
「放射能という得体のしれない恐ろしいものに自らの影を投影して切断処理を行おうとした結果、必然的に失敗した。影だって自身の一部なのだから。切り離そうとするのではなく統合が必要なのだ」
とか
「神の力を自らのものにできると錯覚した帰結だ。これはバベルの塔の崩壊なのだ」
とか
「限りないリビドーの発露を欲した結果、自分のポテンシャルを超えてしまったのだ」
とか・・・
上記のようなことを文才豊かな表現者がそれっぽく記述すればもっともらしくなるんですよ。解釈学って純文学みたいなものですね。
2011.04.03
浦安被災3週間後
昨日、浦安まで地震の被害状況を"視察"してきました。東京でも兵庫県南部地震並の直下型地震に見舞われる可能性が常に存在するので、被災現場を視察して防災シミュレーションをしておくことは有益です。
↑JR新浦安の駅前からいきなり液状化の爪痕。周囲が沈下して基礎が浮き上がって見える。こんな感じのビルが至る所に。
↑ちょっとした脇道。交通量が少ないためか、そのまま放置されているようです。
↑外壁にひびが入り、パテで応急処置してあるマンション。液状化のためか地震の揺れのためかよく分からないですが、これはかなりヤバイですね。タワーマンションは見た限り無事のようでした。
↑3週間経過しても、補修は行き届いてない。
↑住宅街では水道の応急工事が完了している様子でした。
↑東西線浦安駅前の掲示。
内陸でも…千葉県に広がる液状化現象の被害 | 日テレNEWS24
首都直下型地震に見舞われたら想定外に被害が拡大するかも知れません。
はた迷惑な買いだめが一段落したら、最低限の備えはしておきたいところですね。
2011.04.02
地震当日の私的被害状況
3/11の地震当日は揺れが治まった後、何事もなかったかのように21時まで仕事を続けて帰宅。徒歩と迂回で結局自宅マンションまでたどり着いたのは午前1:30でした。大田区でも震度5弱だったようで、ワイングラスが全部落ちて割れてることを危惧していたもののなんとか無事。ただし、それ以上の損害があって驚きました。
冷蔵庫の上に置いていた電子レンジが落下して破損。見るからに修理は無理で、強制加入の家財保険を確認したところ地震による被害は補償されないとのこと。ま、シャープの家電なので買い換えるいい機会です。次は日立か東芝か、とにかく家電が強いメーカーのものを購入するつもり。たかが家電されど家電です。
★電子レンジが落下。ワイングラスは何故か無事。
2011.02.12
経済物理学で経済政策を評価する方法ってあるのかな
水の温度が100℃を超えても沸騰しない現象を「過熱」といい、0℃を下回っても凍らない現象を「過冷却」という。
過熱/過冷却状態の水に砂粒を落とすなどして刺激を加えると、それが引き金になって一気に水の相転移が進む。つまり、砂粒の刺激によってぎりぎりの均衡が崩壊し、急速に沸騰や氷結が始まるわけだ。
経済現象にも、この過熱(過冷却)とその破れに類する現象が存在すると思う。経済物理学の教科書を紐解けば、そんな現象に関する記述はきっと見つかることだろう。
で、教科書を読むのは時間がかかるので、読まずに思いつきをつらつらと書いてみる。
戦後の日本には、そのような経済の相転移が大きく分けて二度起こっているのではないか。
最初は、高度成長の始まり。朝鮮戦争による特需が引き金となって復興経済が強力に駆動を始めたのは、元々それだけのポテンシャルを持った経済が一種の過熱状態にあったからだと言えそうだ。
次はバブル崩壊後の長期停滞。実力以上に膨張した経済が、バブルの崩壊を切っ掛けにして長期低迷へと相転移する。
こうした例えが単なる物理学的アナロジーなのか、それ以上の科学的説明に成り得るのかはよく分からないが、架空の理想状態を前提にする既存の経済学と、同等以上の説明能力を持つ可能性は当然あるだろう。
と言う訳で、過熱(過冷却)からの相転移という概念を用いてリフレ政策の効果について単純に検討してみる。いや、旬なので。
株価や為替の動きを観察して分かることは、それらが人工的な要因で大きく変動しても一時的な現象に留まり、長期的なトレンドの転換にまでは、まず至らないということだ。中央銀行が多量の通貨買いオペレーションを実施したり、米国なんかで大きな事件が発生したりして、急激に株価や為替が動いたとしても、数時間から数日もすれば元に戻ってしまう。こうした現象は、直接的に通貨供給量を増やすリフレ政策には、中長期的な作用はないことを示唆していると思われる。
しかし上記の過熱(過冷却)と相転移の概念を持ち込んだらどうなるか。
経済が過熱/過冷却状態のときに人工的に現金の散布を行えば、それが引き金になって経済の状態に相転移を生じせしめることが可能だということになる。これが意図的にできたら凄い。タイミングを見計らって給付金を出したり政府通貨を発行したりすることで、急速な景気回復から、巧くすれば成長のトレンドまで転換することが可能になるのだから。
しかしながら、この着想には殆ど実用的な意味はないだろう。と言うのは、今、経済が過熱/過冷却状態にあるのかなんて判断できないし、できたとしてもそんな状態ならほっといてもそのうち勝手に相転移するだろうし、また、散布は単に相転移の引き金になるに過ぎず、経済的実力自体を向上させる技術やメソッドにはなり得ないのだから。やっぱり重要なのは経済的な”ポテンシャル・エネルギー”を向上させる施策なのでしょう。
なんか、経済物理学を無性に勉強したくなってきた。








