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2008-12-03 吉田えり「ナックル武器に頑張る」

吉田えり「ナックル武器に頑張る」

 日本プロ野球史上初の女性選手として、来年4月開幕の関西独立リーグ神戸9(ナインクルーズから7位で指名された川崎北高の吉田えり投手(16)が2日、神戸市内のホテル入団選手18人とともに契約プロとしての第一歩を踏み出した。中田良弘監督(49)は阪神2軍と練習試合を行うプランを披露。魅惑の女子高生ナックルボーラーは、若虎相手にプロデビューを飾ることになりそうだ。

 無数のフラッシュを浴びた少女は、緊張しながらも笑顔を絶やさなかった。現役女子高生で、プロ野球史上初の女性選手誕生だ。

 「自分ナックルボール武器です。まずはチームのみんなについていけるように、そして活躍できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

 TVカメラ12台、集まった報道陣約80人を前にした緊張気味の自己紹介。隣から横目で見守っていた中田監督が、夢のプランを口にした。

 「阪神2軍との練習試合を何試合かしたいと考えている」

 中田監督は、若虎の指揮を執る阪神平田勝男2軍監督(49)とは同級生。日本一に輝いた85年をともに戦った戦友でもある。

 阪神2軍は例年、高知での春季キャンプ打ち上げ後は鳴尾浜帰郷。3月上旬は社会人チームなどと練習試合を繰り返しており、ことしも3月8日に四国九州ILの香川オリーブガイナーズと対戦している。

 一方の吉田は、来年3月6日から11日まで試験があり、チームへの本格合流は終了後。2月1日からの合同練習は時間を探しての参加になるが、阪神戦デビュー戦になる可能性は十分にある。

 中田監督パイプをフル活用し「本人が日本プロ野球組織(NPB)に行くという目標を持っている。打たれて当たり前だけど、抑えればすごい自信になる」と少しでもホンモノを体験させたい考え。公式戦での起用方法についても「性格的に割り切りがうまい。現時点では勝ち試合で投げさせたい」と秘めた潜在能力を開花させる計画だ。

 父・勇さん(45)から「紅白戦オープン戦でなんとか実績、結果を出してほしい」とエールを送られた吉田

 愛くるしい表情で、誕生日の1月17日と年齢に合わせ背番号『17』を希望し、まずは笑顔報道陣の視線を独り占めにした。次は魔球で若虎を手玉に取り、世間の話題をさらう。