めちゃくちゃ遅ればせながらあけましておめでとうございます。昨年中はご愛読いただきありがとうございました。ここは99%は私自身のための備忘録ですが、残り1%くらいは人様のお役に立てるブログに、今年こそはしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
さて本題。再インストール手順の続き。今回はカスタマイズソフトを使ってのWindowsの便利化、高速化を行っていく。前回記した通り、Win高速化PC+はどうやら公開を中止される方向のようであるが、今現在http://www.asahi-net.or.jp/~vz6t-iwt/operation.htmでインストーラー付属版だけはダウンロード可能であるようだ。このソフトはカスタマイズソフトの中でも非常にインターフェイスがわかりやすく、馬鹿な俺でも使えて重宝させていただいていたのだが、ちょっと先のことも考慮し、できるだけこのソフトに頼らずに、いじくるつくーると窓使いの友、EditMTUの三つのソフトで切り抜けるようにしようと思う。窓の手など同様の設定ができるソフトや、プレースバーの変更など特定部分のカスタマイズに特化したソフトも多数あるが、おおかたはこの三つのソフトで事足りるのではないかと思う。なお、いじくるつくーるは非常にバージョンアップを頻繁に行ってくださっているが、俺はちょっと古い7.42.05をもとに記述している。
あ、今回も基本的には箇条書きでいきます。
いじくるつくーる
デフォルトのWindowsでは不満があって一刻も早くカスタマイズしておきたい、という部分は各自異なると思われるが、俺の場合は右クリックメニューからのパスのコピーなど、いじくるつくーるを使用してのカスタマイズがまず第一歩かな、という感じ。俺の場合、いじくるつくーるでは以下の部分を設定することになる。
- シェル関連-右クリックメニューの拡張
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- パスをコピーできるようにする。いじくるつくーるでは任意のファイルとフォルダの右クリックメニュー第一階層に1)フルパス 2)""でくくったフルパス 3)\を重ねたフルパス 4)\\かつ""でくくる の4とおりの形式でフルパスを取得するメニューを出せる。
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- シェル関連-デスクトップ等
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- ショートカット作成時に「〜へのショートカット」を付けない にチェック
- エクスプローラとデスクトップを別プロセスにする にチェック。窓使いの友のシステム1タブにも同様の設定がある。
- マイコンピュータをダブルクリックしたらエクスプローラを開く にチェック
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- シェル関連-エクスプローラ
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- エクスプローラの更新間隔をあける にチェック。これはWin高速化PC+のエクスプローラタブでも同様の設定がある。
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- シェル関連-プレースバーの設定
- シェル関連-フォルダのターゲット
- ネットワーク-ネットワーク(LAN)
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- MTUを1454、RWINを260176に(Bフレッツはとりあえずこうしとけ、みたいなのをどっかで読んだので一応この数値にしている。本当にこれでよいのかは不明。)
- 管理共有を行わない にチェック。窓使いの友のセキュリティタブにも同様の設定がある。
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- ネットワーク-(インターネット)
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- Outlook Express起動時にMessengerを起動しない にチェック。俺はMessangerのたぐいは一切使用していないので。
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- ネットワーク(IE関連)
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- ページのソースを閲覧するプログラム を秀丸に変更
- 1つのサーバーからの同時ダウンロード数でHTTP1.1を8、1.0を16に。窓使いの友のインターネット1タブにも同様の設定がある。
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- Windows NT系-Windows NT系設定
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- カーネルは常にメインメモリに置く にチェック。これは窓使いの友のパフォーマンス1タブやWin高速化PC+のシステムタブでも同様の設定がある。
- NTFSの最終アクセス日時の更新を向こうにする にチェック。これはWin高速化PC+のエクスプローラタブでも同様の設定がある。
- DLLを検索するときSystem32フォルダを優先する チェックをはずす。これは窓使いの友のシステム1タブにも同様の設定がある。
- パスワードなしのアカウントでのリモートデスクトップ接続を許可しない にチェック
- ネットワークドライブへの接続をログオン時に復元する にチェック
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- Windows NT系-Windows NT系ログオン
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- 自動ログオンを利用する にチェックし、必要事項を記入
- システムまたはアプリケーションの起動最適化の優先度 を「アプリケーションとシステムの最適化を行う」に。
- ログオン時にNumLockキーをオンにする にチェック。これは窓使いの友のシステム1タブにも同様の設定がある。
- 回復コンソール-自動管理ログオンを許可する のチェックはずす。
- Windowsの起動最適化機能を有効にする にチェック。これはWin高速化PC+の起動・終了タブでも同様の設定がある。
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- Windows NT系-Windows XP/Server 2003の設定
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- 検索のキャラクタを表示する のチェックをはずす。これはWin高速化PC+のエクスプローラタブでも同様の設定がある。
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いじくるつくーるではまだまだ多くの有益な設定ができるようだが、俺がいじっているのはこんなもの。設定が終了したら、設定-すべての機能項目のダイアログ状態をファイルに保存 しておく。50個以上のrndファイルが作成されるのでその点留意のこと。
窓使いの友
これもめちゃくちゃ多様なカスタマイズが可能となるソフトであり、俺にはよくわからないところが多々多々ある。一応個人的に設定してあるところだけ挙げておく。なお、すでにいじくるつくーるで設定済みの部分は省略してある。
- パフォーマンス1タブ
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- I/Oバッファサイズ を4MBに
- メニューの表示速度 を1ミリ秒に。
- メモリ配分をキャッシュ優先にする にチェック
- マスターファイルテーブルを4、プリフェッチ機能を3に
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- パフォーマンス2タブ
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- 使用していないDLLを解放する にチェック
- ショートカットのリンクチェック機能を無効にする にチェック
- AVIファイルのあるフォルダに速くアクセスする にチェック
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- システム2タブ
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- シャットダウン時のサービス停止待ち時間 を1000ミリ秒に。シャットダウンにかかる時間が相当短縮される。Win高速化PC+の起動・終了タブでも同様の設定がある。
- 画像のサムネイルの保存を無効にする にチェック。これはWin高速化PC+のエクスプローラタブでも同様の設定がある。
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- サービス1タブ
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- Windowsのサービスのうち、使用していないものを無効にできる。下手にいじらない方がよい部分であろう。NextXP.netさんあたりを参考に、ちゃんと調べてからサービスを停止しよう。サービスのタブはWin高速化PC+の不要サービスタブの代用ができる部分が多く含まれている。
- 「Server」サービスを3(パフォーマンス優先)に
- 俺はCDライティング機能、リモートアシスタンス、Alerter、Clip Book、Error Reporting Service、Messenger、Net Meetingのデスクトップ共有、Portable Media SN Serviceを無効にしてある。
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- サービス2タブ
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- Remote Registry、Routing and Remote Access、Telnet、UPnPを無効に。
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- インターネット1タブ
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- いじくるつくーる同様MTUとRWINが設定できるが、窓使いの友ではXPPPoEのMTUが設定でき、俺はここに1454を設定、また「全体のRWIN値」も260176にしてみてある。やや体感速度が上がったような。気のせいかもしれないけど。
- RFC 1323 Optionsを両方チェック。
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- ネットワークタブ
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- ワークグループ内のマシンの表示を速くする にチェック。Win高速化PC+のエクスプローラタブにある設定と同じものかな?
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- メッセンジャータブ
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- 個人的にはメッセンジャーを全く使用していないのですべてチェックしてある。
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設定が終了したらメニュー-現在のレジストリをファイルに保存 しておく。
EditMTU
- EditMTU起動、オプションタブで「存在しないRegistoryキーは作成する」にチェック
- MTU探索タブでHost名と速度の種別を設定、Pingボタンを押し、結果をCボタンを押してコピー
- 2k/XPタブ「通信の種別」にレジストリ値を書き込む、「XP PPPoEのMTU値を登録する」と「AFD\Parametersキーに値を設定」にチェックした上でRegistry書込みボタンを押す。
ネットでいろんなページを見て試してみたが、とりあえず上記の方法でいいようだ。だが、EditMTUはそのときの回線の状態によって数値がえらく変化してしまうみたい。ネットで書かれている通りにやっても俺の環境ではうまくいかないことも多い。いじくるつくーるや窓使いの友にとりあえず決めうちで設定してしまってもあまり変わらないような気もする。Bフレッツのニューファミリーからハイパーファミリーに変わって明らかに遅くなった俺の通信環境を少しでも何とかしたかったんだが、今のところ気持ちましになった程度しかいってない。