獣の奏者エリン 第49話「決戦」

 シュナンとセィミヤ、二人は約束の時を迎える。迫ってくる闘蛇の軍勢、はたしてセィミヤの選択は――。
 セィミヤの決断、エリンの決断。 
 ついにこの時が……セィミヤは良くも悪くも普通の女の子なのかも、だからこそのこの選択というか。
 ダミヤがついに本性を! ダミヤの言う「良い型」は、神話に則った美しい世界であって、それが機能するかどうかは関係ないんだなー。もっともダミヤは政治力高そうだから、様々な問題を起こしながらもやっていけちゃうんだろうけど。
 そのダミヤを押さえ、やっと平和への道が。ところがそこへ闘蛇の軍が――! 不意打ちとはいえ正規の大公軍に勝てるかなと思ったら、ヌガンが率いていたとは。ヌガンの思想を信じる配下も多いだろうし、そういった存在を過小評価していたシュナンのミスってことになるのかなー。
 そしてエリンの選択は――。ここでナソンに言った言葉が自分に返ってくるとは。仕組みやしきたり、過去や伝説に縛られず、自ら未来を切り開くこと、それがエリンの選んだことなのかも。だがこのままではリランが暴走してしまう……次回は最終回、どんな結末が待つのか――。