フィラデルフィア美術館
アジアの作品も多く集めた巨大美術館。ロートレックやゴッホ、ルノワール、ルーベンス等の名だたる作品が並ぶ。ここの目玉はゴッホの『ひまわり』だが、う〜ん・・・という感あり。エイクの作品は非常に小さく、見つけにくいので見つからなければ係員に聞くといい。マルセル・デュシャンのコレクションで世界的に有名らしいが、時間が足りず、完全にショートカットしてしまった。
これまでの美術館では、いかにも屈強そうな係員が厳重に警備をしていたが、ここではかなりダレが見られた。人数も少なめでリラックスして見られるといえばそうなのだが、ダレはよくない。フィラデルフィアまで来ると、日本人を中心としたアジア人に会うこともかなり少なくなる。
公共交通機関を利用するなら、裏口発着となるのだが、街に面した方には、『ロッキー』でお馴染みの階段とロッキーの像があり、さかんに記念撮影がされていた。美術館内でも、ロッキー像のレプリカが売られている。
U Penn
アムトラックの駅の一つ東。中心部とは言えないが、大学を中心にした雰囲気のいい街。伝統のある学校らしく、ここも建物にいい意味での年季が入っている。特有の神殿チックな建物がなく、小ぢんまりとした印象だが、70年代に当時のノリで建てた今の学校や、いつ取り壊すかわからないが、とりあえず煉瓦造りにしただけの日本の学校とは全然違う。実際に、伝統をウリにしているようで、各建物の前に名前と設立年が書かれた標識があったり、ユニオンが出来た初の大学、やら何やらという看板も立っている。
学校の周りの店は、ブレイク中だというのにどこもにぎわっている。こういう店があれば日本でも賑わいそうなものだが、店の問題というより、客筋の問題なのか。その中の一つ、NEW DECK TAVERNというアイリッシュパブで夕食。デザートのApple Crumbleというのはあまりに大き過ぎて即ダウン。食べきってたらボストンまでに倒れること必至なのでしかたない。書店で専門書をチェック。ここもBARNES & NOBLEだったが、2階建てで、チョイスもよかった。数冊のタイトルをメモ。アメリカでも国内の不平等について扱う本が結構出ている。本は現物を見ないとどうにもならないと思うのだが、どうもうちの街ではアクセスが悪い。