今年の野球シーズンがまだ終わってなかった件@東京都クラブ野球リーグ

日米野球はあまり大リーグがパッとしないまま終わり、日本選手権がトヨタ明治神宮大会駒澤大の優勝で幕を閉じ、今年の野球シーズンは冬眠に入った。
あとは、大学野球を引退した4年生の進路が気になるなと思っていたところ、ネット上で見かけたこのページ。東京都クラブ野球リーグ
東京都のJABA非公式リーグって今年もやっていたんだな、と思いつつ見てると、11月も下旬に入ろうというのにまだ試合が続いている。こんなに遅くまでやっていたっけ。次の試合は駒沢公園野球場。久しく行っていないなと思い、ちょっと立ち寄ることにした。

駒沢公園の紅葉はまだちょっと早い感じ。といっても派手な紅葉になる木はあまりないが。
有名なスケボー広場の前を通り、駒沢公園硬式野球場に入る。前回来たのは首都大学リーグの2部を見に行った(というより球場を見に行った)4年くらい前。その時は今は亡き創造学園大の試合だったと記憶する。
ちなみに現在、首都大学リーグはこの球場を使っていない。

やっていたのは警視庁と東京弥生クラブの試合。観客を数えたら15人くらい。球場外に告知類はもちろんないし、おまけに場内アナウンスもない。公園を訪れている人達には、おそらく草野球をやってるなぁぐらいの認識しかないかもしれない。が、やっているのはれっきとした硬式野球だ。休日の公園の長閑な雰囲気と、木製バットが硬式球を打つ音、このギャップが面白い。

試合展開はこんな感じ。なぜか、今年はこれで警視庁の試合を見たのは3回目だ。さっきのページを見たところこのリーグではあまり成績は芳しくないみたいだが。
ユニフォームが白基調のもので、これは初めて見た気がする。

JABA非公式のリーグだが、審判はJABAの文字の入ったユニフォームを着ている。ちなみに審判は2人だった。3人制というのはよく見るが、2人とは珍しい。ただし前に稲敷にGGの試合を見たときはJABAの審判は1人であとの2人はチーム関係者がつとめていた。

内野スタンドから見る。フェンスがすごく低いし、グラウンドからもそれほど高くない。ここってこんなに臨場感ある球場だったかな。
見やすいが、ライナーには注意されたし。

試合は警視庁が弥生クラブの投手を打ち崩し7回コールドで9-2で勝った。
そんなたまたま立ち寄った試合でちょっと興味をひかれる選手がひとり。警視庁が6回から登板させた投手が、おそらく165cmくらいかという小さな投手。しかし背番号は18をつけている。「KATORI」と書いてあったのだが経歴はわからない。ただこの投手、左から繰り出す沈む球で面白いくらい空振りを奪う。見たことがない投手なのでおそらく高卒のルーキーではなかろうか。
背番号18を与えられているくらいだからかなり期待されているんだろう。ちょっと覚えておこうかと思う。