元NPB選手が警察官になっていた@クラブ選手権東京予選


この日は午後からジャイアンツ球場に見に行く予定だったが、午後からの試合のときは、必ず周辺地域で何か別の試合がやってないか見ることにしている。せっかく交通費をかけて行くので、少しでも見られたらお得だからだ。
JABAの予定を見たら、府中で警視庁の試合がちょうどある。京王の府中駅からよみうりランドまで20分弱しかかからない。こんなに近かったか。全部は見られないだろうが、行ってみた。


スタンドに入ると100人以上の入り。晴れているせいかちょっと多いかな?試合はまだ3回で警視庁が1点リード。見られても1時間くらいだなと思い、スコアボードでスタメンを見ると・・

4番 DH 加登脇
ん?
すぐにピンと来た。この珍しい名前、巨人にいたぞ。加登脇卓真(北照高)だ。確証はなかったが、おそらく間違いない。
でも、警視庁に入っていたなんてニュースあったか?
バッターボックスに立った姿はデカい。警視庁も体格はいい選手はいるが、おそらく一番体格はいい方だと思う。この日見たのは2打席だったが、1打席目は落ちる球に対応できず三振、満塁で迎えた2打席目は犠牲フライで打点1を記録していた。

背番号は17。普通は投手の背番号だ。巨人時代に投手だったかどうか記憶が定かではない。


球場を出たあとに調べてみると、ニュースがあった。やはり元巨人の投手だった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015032802000252.html
先月に立川の第四機動隊に移動になったとあるので、まだ入部して1か月。引退したのは2011年とあるのでだいぶブランクがある。それでもいきなり4番で犠牲フライが打てるのか。
背番号を見てもわかるとおり、チームは投手として期待しているのだと思う。この日は先発投手が4回しかもたず、後続の投手も打ちこまれてコールド負けを喫している。打撃のほうはかなり厚みを増してきたが、投手陣の層が薄い警視庁にとっては補強ポイントに合致している。
それにしても、かつての古巣からそれほど遠くないところで、違う職業、違うユニフォームながら、同じ硬式野球をやっている。ジャイアンツ球場にいる巨人ファンは、この事実をどれだけ知っているんだろう。



おまけに1枚。エスプライド鉄腕倶楽部の応援席。横断幕もあるし小規模ながら応援する人達もいる。東京のクラブは神奈川よりずっと横断幕を使うクラブが多い。