医療ジャーナリスト蒲谷茂の日記

2007-07-25 インスリンの効きの悪い状態がどうして起こる

 メタボリックシンドロームでいちばん大きな問題となるのが、インスリンの効きが悪くなることだ。インスリンの効きが悪くなるために、血糖が下がらず、それがさまざまな血管病を引き起こす。

 インスリンの効きをよくすることが大切なのだが、いまの社会はそれを阻害するようになっている。

 いつでもどこでも簡単に食べものが手に入り、からだを動かすことがなくなっている。テレビコマーシャルなどをみていると、そういう状況がますます助長されている。

 メタボリックシンドローム生活習慣病は、あなたの生活が悪いからなるんですよ、といわれるが、いまの社会がそうした悪習慣をつくっている。

 そのことを誰も問題にしない。個人のあり方にも疑問があるが、それを助長している社会そのものに問題はないのか。

 生活習慣病ではなく、生活便利病といいかえたほうがいい。メタボリックシンドロームではなく、21世紀病といいかえたほうがいい。

 社会そのものが持っている悪習慣を自覚しないと、自分のからだは守れない。