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土壌汚染と環境・経済リスクを考える 保高徹生のHP

個人のメモ、思考の記録、最近の活動紹介です。
■研究の内容・論文はこちらのサイトに掲載をしております。
今後とも、よろしくお願い致します。2014/10/05

2016-08-24

論文掲載(カラム試験関係)

過去の論文等はこちら

Corresponding Authorの論文がJournal of Hazardous Materialsに掲載されました。レビュワーが5名いて対応が少し大変でしたが、概ね好意的なレビューを頂きました。

現在、上向流カラム通水試験のTSを正式なISO化をするプロジェクトのリーダーをしている関係のお仕事です。

ISO-TS 21268-3では、初期飽和が48h、通水速度が12mL/hとなっていますが、試験時間が20日〜30日程度かかることが課題でした。今回の研究では、初期飽和時間を16h、通水速度を3倍の36ml/hにしても、多くの土壌で初期飽和が48h、通水速度が12mL/hの条件と同じ結果が得られることを示したものです。(初期飽和が0hだと、L/S1までの結果が異なる結果も得られています。)

これにより、L/S10までの試験時間が7日〜9日程度で済むことになります。

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This figure is from Journal of Hazardous Materials, Volume 320, 15 December 2016, Pages 326-340

右側のグラフが初期飽和時間を16h・通水速度を3倍の36ml/hの条件と従来の初期飽和が48h・通水速度が12mL/hの条件の結果の比較です。

論文自体はオープンアクセスとしたので、是非、皆様見て下さい。

論文執筆においては、First AuthorのNakaさんをはじめ、皆様には大変お世話になりました。ありがとうございます。

Angelica Naka, Tetsuo Yasutaka*, Hirofumi Sakanakura, Ute Kalbe, Yasutaka Watanabe, Seiji Inoba, Miyuki Takeo, Toru Inui, Takeshi Katsumi, Takuro Fujikawa, Kenichi Sato, Kazuo Higashino, Masayuki Someya (2016) Column percolation test for contaminated soils: Key factors for standardization, Journal of Hazardous Materials, Volume 320, 15 December 2016, Pages 326-340, ISSN 0304-3894, http://dx.doi.org/10.1016/j.jhazmat.2016.08.046.

PDFファイルはこちら

2016-08-18

論文2報掲載

Corresponding Authorの論文がChemosphereに、共著の論文がPLOS ONEに掲載されたので報告いたします。最近は本当にアクセプトからオンラインの掲載までの期間が短いです。

Simplified measurement method for dissolved radio-Cs in litter and soil seepage water using copper-substituted Prussian blue

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This figure is from Takada et al.,(2016) Simplified measurement method for dissolved radio-Cs in litter and soil seepage water using copper-substituted Prussian blue, Chemosphere, Volume 163, November 2016, Pages 234–241

Cu-PB-NF(銅置換体プルシアンブルー)を使用して、リター・土壌浸出水中の放射性セシウム濃度を簡単に測定する方法です。従来のカラムは、毎回水サンプルを持ち帰る必要があり、かつ、水容器が一杯になる前に1ヶ月〜2ヶ月毎にボトルの交換が必要だ、という課題がありました。

開発した方法では、現地にCu-PB-NFを組み込んだカラムを設置することで、リター浸出水や土壌浸出水中の溶存態放射性セシウムを吸着させ、Cu-PB-NFを持ち持ち帰るだけで分析が可能なこと、年間移動量を求めるだけであれば、ボトルを外すことで数ヶ月以上ボトル交換等のメンテナンス無しでの連続観測が可能になります。

この論文は、広島大、高田さん、奥田先生との共著論文です。2014年バルセロナで高田さんに会った時に構想が生まれ、1年半で論文化・実用化に至りました。高田さん、お疲れ様でした。

[2016.10頃まではこちらでFreeのPDFが見れます。]

Simplified measurement method for dissolved radio-Cs in litter and soil seepage water using copper-substituted Prussian blue

Takada, M,. Yasutaka, T.*, Okuda, T. (2016) Simplified measurement method for dissolved radio-Cs in litter and soil seepage water using copper-substituted Prussian blue, Chemosphere, Volume 163, Pages 234-241, ISSN 0045-6535, http://dx.doi.org/10.1016/j.chemosphere.2016.08.010.  

Relationship between Individual External Doses, Ambient Dose Rates and Individuals’ Activity-Patterns in Affected Areas in Fukushima following the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident

Dシャトルを用いた外部被ばくと周辺線量当量、生活の行動様式について比較検討した論文です。4年前くらいから指摘していたことを、しっかりと実測をした内容になっています。この論文の詳細は内藤さんがそのうち解説してくれると思います(多分)。

Naito, W., Uesaka, M., Yamada, C., Kurosawa, T., Yasutaka, T., & Ishii, H. (2016). Relationship between Individual External Doses, Ambient Dose Rates and Individuals’ Activity-Patterns in Affected Areas in Fukushima following the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident. PloS one, 11(8), e0158879.

2016-07-11

筑波大講義:原子力災害環境影響評価論?

本日、筑波大にて原子力災害環境影響評価論にて2コマ講義を行います。

講義内容は、以下のとおりです。

  • 5 限 低濃度の水中の放射性 Cs の測定手法とその標準化
  • 6 限 除染の費用と効果、放射性 Cs含有土壌の減容化技術

他の方の講義は下記の通り。

7 日(木)2 限3 限

農地土壌における放射性 Csの挙動

農業・食品産業技術 総合研究機構 江口 定夫

4 限5 限

河川流域における福島第一原発事故由来の放射性 Cs の動態

国立環境研究所 林 誠二

11 日(月)

1 限2 限

環境放射線モニタリング(平常時から緊急時まで)

青森県 木村 秀樹

3 限4 限

放射性物質の大気沈着・拡散過程と化学輸送モデル

気象庁気象研究所 五十嵐 康人

5 限 低濃度の水中の放射性 Cs の測定手法とその標準化

産業技術総合研究所 保高 徹生

6 限 除染の費用と効果、放射性 Cs含有土壌の減容化技術

産業技術総合研究所 保高 徹生

2016-06-25

PD公募中です。

放射性セシウムのモニタリング手法の開発、今後のあり方を検討するPDを公募しております。待遇は、産総研 特別研究員となります。

7月30日が締め切りです。詳細はこちらをご覧ください。

2016-06-18

第53回アイソトープ・放射線研究発表会

2016年7月6日(水)に東京大学で開催される、第53回アイソトープ・放射線研究発表会で、特別講演と5本の研究成果(主著1報、共著4報)を発表します。(HPはこちら)

昨年実施した水中の放射性セシウムのモニタリング手法に関する技術資料検討委員会」(委員長 恩田裕一・筑波大学教授)の成果、水中の放射性セシウムモニタリング手法について、報告をする予定です。

7月6日(水)お時間がある方はぜひご連絡下さい。

特別講演

特別講演1 10:30-11:30

「水中の放射性セシウムモニタリング技術の精度評価試験と標準化について」保高徹生(産総研)

座長 塚田祥文(福島大・環境放射能研)

一般発表

●1a-I-02  

高線量森林地域における出水時の河川水中放射性セシウム濃度の計測―カートリッジフィルタ装置を用いたモニタリング

国立環境研)○辻 英樹、(福島県 環境創造セ)錦織達啓、(産総研)保高徹生、(国立環境研)渡邊未来、伊藤祥子、林誠二

●1p--03

環境水中の溶存態放射性セシウム分析における前処理方法の検討-蒸発濃縮法、固相ディスク抽出法、PBカートリッジ法-

(農研機構・東北農業研究セ)○申文浩、(産総研)保高徹生、(農研機構・東北農業研究セ)松波寿弥、高橋義彦、信濃卓郎

●1p--06 

森林土壌/リターからの浸出水中の放射性セシウムモニタリング-銅置換体プルシアンブルー不織布を用いた方法の開発-

広島大・院総合科学)○高田モモ、(産総研)保高徹生、(広島大・院総合科学)奥田敏統

●1p--07

水田を介した放射性セシウムの動態

新潟大・院自然)○中島浩世、(新潟大・自然系)吉川夏樹、(新潟大・農)坂場将人、(新潟大・院自然)鶴田綾介、(農村工研)宮津進、(産総研)保高徹生、(新潟大・院自然)鈴木啓真、(新潟大・自然系)原田直樹、野中昌法、(東大・アイソトープ総合セ)野川憲夫、(愛知時計電機)伊藤久生

●1p--09

銅置換体プルシアンブルー坦持不織布を用いた海水中の放射性セシウムの迅速モニタリング

(産総研)○保高徹生、(農村工研)宮津進、(日本バイリーン)今藤好彦、(国立環境研)辻英樹、有田康一、林誠二、(産総研) 高橋顕、川本徹、(福島大)青山道夫