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花圓紗維日記

2017-01-28

ニュース続き

無数の情報が刻々と行き交う現代社会のなかに棲息しているとは思えぬほど、のんびりとした歩みを続けている花圓紗維ではありますが、昨年は入会も続き、また念願の赤ちゃんを授かってのお休みもあったり、私の中ではニュース続きでした。入会のタイミングやきっかけは人それぞれですが、おひとりおひとり花へのあこがれや、花とのしあわせな出会いの経験をもって訪ねてこられます。
 

f:id:kaensaikien:20160521135800j:image:right さゆりさん 2016初夏
(花のスタジオ花圓紗維 入才ラン・カンパニュラ白)

 昨年最初に入会されたさゆりさんは、北海道のご出身。お父さまがよくカサブランカを育てていらっしゃったのが思い出、と体験にいらっしゃいました。いそがしいなか熱心に通われて昨年のうちに最初の資格―普通4級の申請にたどりつかれました。素敵な作品を仕上げながら、少しずつ技術の習得と経験を重ねていらっしゃいます。
 
f:id:kaensaikien:20161104203636j:image:leftさゆりさん 2016秋
(花のスタジオ花圓紗維 ニシキギ・菊・コスモス赤)


上は初夏の型のいけばな、左は和の花をいけたいというご本人のご希望に添った晩秋の自由花です。

少しずつさゆりさんの繊細でおおらかな個性が見えてきています。





  
昨年の初夏にいけばなライフをスタートしたのはゆいちゃん。ゆいちゃんは小学校一年生です。f:id:kaensaikien:20170128101550j:image:left
ゆいちゃん 2016秋
(花のスタジオ花圓紗維 ニシキギ・菊・ケイトウ)


私にとっては継続して通うことになさった初めてのジュニアの生徒さんです。草月流はジュニアの指導に長い実績があり、特に現在の勅使河原茜家元のジュニアクラスの取り組みは草月会員で知らない人がないものです。私も子ども好きですので、いつか小さい人たちも習いに通ってくれるといいなと思い続けていたところに来てくれることになったゆいちゃんでした。

子どもの学び習うチカラはほんとにたいしたもので、お姉さんたちとレッスンがいっしょになるといつのまにか真剣なまなざしが注がれています。花の名前、水切りなどの技術、長短や空間のことなど、少しずつ知っていることを増やしていってもらっていますが、前の回に教えたことは次の回にはしっかり覚えていて、言われなくても実践していきます。子ども(ゆいちゃんだから、かな?)の中の向き合う気持ちは、大人が外側から見ている以上にまっすぐで真剣なものだということが回を重ねてやり取りしながらよくわかってきました。
ゆいちゃんのいけばなはたのしい子どものいけばなです。元気で楽しいことが大好きな小学校1年生の女の子の冒険心と未知のことを知る喜びにあふれています。お父さまの海外赴任先でお母様が習い続けていたいけばなをずっと”いいな♪”と思って眺めていたそうです。でも自分が習うことができるとは思っていなかったそうで、体験にくると元気に”やりたい!”と言ってくれました。ゆいちゃんに私のブログで紹介していいか尋ねるとOK!の返事をもらいました。


おとなの花も子どもの花もどちらも甲乙つけがたくすてきです。
2月に入るとまたなかなか時間がとれず、次の更新がいつとは目処が立ちませんけれど、ほか方の素敵な作品もまた少しずつ紹介させていただきますね。(喜苑)

2017-01-27

花圓紗維HP

おかげさまで花のスタジオ花圓紗維は昨年2016年も無事に小さな教室の豊かな時間の歩みを進めて参りました。
早いものでHPを開設してから五年が経とうとしています。
20代の過労がたたって体調不良を抱えながら過ごした30代から40代はじめは「地球規模での気候変動が、人間のくらしやくらしを形作っている意識と繋がっていること」をようやく時代が認識しはじめたころだったように思います。その頃すでに自分の手の中にあった文化の一端であるいけばなの手応えが、奥深いところでは現代文明の意味を照らし出すというある種の直観的な確信を得て、なんとかその気付きを伝えようとふたつの個展を実現して程なく東日本大震災を目の当たりにしました。そうした経験の時間の中から作り上げたのが花のスタジオ花圓紗維のHPです。ここに至るまで何を思い考えて取組んできたかを記した'2012年初夏'というHPの所信はこの先も当面手つかずにしておこうかなと思っています。

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喜 苑 2016初夏




2017-01-24

レッスンスケジュール2017

昨年ブログの更新ができないまま、ほぼ1年が過ぎてしまいました。
おかげさまで慌しかった2016年をなんとか乗り切り、新年度2月以降のおおまかなレッスンスケジュールが確定したところです。

2017年の教室開催曜日は、金曜と土曜を中心にします。
   毎週金曜日 13時〜20時半頃まで(最終受付19時半)、
   毎週土曜日 昼(12時前後)〜15時半まで、
                         レッスン可能です。

  ただし土曜日は週によって都合がつかないことがございます。
  月に1〜2回日曜日(昼〜夕方)に教室開催日を設けますので、
  調整にご協力いただきたくお願いいたします。
   *土日の具体的な開催日については、お問い合わせください。
     問い合わせ先:info@kaensai.com

  また、金曜・土曜では都合がつかない場合、
 2月20日以降、
   毎週水曜の13時〜20時半頃(最終受付19時半)のご予約をお受けいたします。
   ほかに若干月曜日の昼間にお受けできるかと思いますので、
   まずはお問い合わせ・ご相談くださいませ。  
                         
おかげさまで昨年は入会の方が続き、教室として僅かながら成長の兆しが見えてまいりました。
これも一重に会員のみなさまの花を愛し、いけることを楽しむお気持ちと、
これまで折々にお力添えをいただいたみなさまのおかげと心から感謝しております。

花圓紗維の仲間が増えて、少しにぎわいが見えてうれしい一方で、ご希望の日時が重なりました場合に調整にご協力をいただけないかお願いすることもあるかと思います。何卒これまで通り会員のみなさまにはご理解とご協力の程をお願いいたします。

2017年スケジュールご案内のことをここまでにして、遠からずすてきな教室に育っている花圓紗維の昨年2016年のようすを少しご紹介させていただきますね。

今年も、日々是好日、清々しく日々に精進してまいります。
よろしくお願いいたします。

花のスタジオ 花圓紗維  
            喜 苑






  

2016-02-18

レッスンスケジュール2016

ちょうど花のスタジオ花圓紗維(かえんさい)として教室のWebサイトを開設した頃から、その年のスケジュールの見通しが立つのが1月下旬になっています。
今年もだいたいレッスン可能日がまとまりました。
ただ今年、レッスン曜日と時間がこれまでよりも少し細かく分かれてしまい、お知らせするのも遅くなってしまいました。

2016年、昼過ぎ以降終日レッスン可能となるのは水曜日ですが、こちらは隔週になります。
そのかわり、毎週金曜の15時半以降は、20時頃まで、
   また、毎週木曜・土曜は、昼〜14時半頃までレッスン可能です。

対応曜日は増えますが、曜日によって時間が違うことになり、ご不便をおかけすると思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、話は変わりますが、
年末年始から2月と、暖冬から一転して随分天候が不安定ですね。なんだか余計に体力を使うような気がします。
最近は以前より回復してきましたが、いまだに自分本来の頑張りが効かない感じなので、すべてに対してあまり欲張らずに丁寧にこなしていくことを心掛けています。そんな常日頃の自分ルールをはねのけるありがたいお話を秋頃より頂いたので、時間と体力の合間を縫ってタイアップ記事をhttp://www.mrpartner.co.jp/index.html:title=月刊誌<ミスターパートナー>]さんに出していただきました。

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こうして記事が掲載されたことをお知らせしている今は既に掲載号が先月のバックナンバーとなっています。
画像をアップした2月号のほか、その前の1月号でも紹介していただきました。

本当のところ、同社からお話をいただくまで、こんな中身のある雑誌が日本にあることをまったく知りませんでした。そもそも雑誌類はここ十数年ほとんど手にしなくなっています。もともとは雑誌の写真を眺めたり、記事の文章を読んだり、ということは楽しみのひとつだったのですが、ふだん書店でお目にかかる雑誌類と自分の志向が離れたということでしょうね。そんななか声をかけていただいた「ミスターパートナー」のスタイルには、20代半ばに半年ほど暮らしてきたイギリスの、しかもBritish countryスタイルへの共感が様々なところにうかがわれて、もっと言うとBritish countryスタイルそのものがテーマになっている、というお話を聞いて、ご縁と思いました。スタイル、といってもファッションではなく、暮らし方や生き方の価値観という感じですね。私がイギリスで半年ほど暮らしたのはちょうどいけ花を始めた頃。日本では林望さんが「イギリスはおいしい」(イギリスにもおいしいものは少しある、という中身)という本を出されてベストセラーになっていたころです。そのそこそこ長い旅で、耳学問で聴いていたカントリージェントルマンの世界に繋がるイギリス人の自然や暮らしへの愛情というものをずいぶん味わうことができたように思ってます。暮らしてみるとイギリスと日本にはさまざまな共通点があることにも気づきました。この日本では依然として豊かさの物差しが高度成長以来の便利さと物質量で量られますが、地方都市の曾祖父が建てた家で祖父母と同居して成長した私にはたっぷりと前近代の日本にも息づいていた自然とともに生きる生き方の精神が注ぎ込まれていたのではないか、祖父母との暮らしの底流にあった何かがイギリスと日本に共通点がある、と私に思わせたのではないかと思います。そんな、ここ日本では日の目を見ない日々に紡がれる暮らしの豊かさがふつうの人々の生活に息づいている。きっと日本もこれからこうした自分の身の回りにあることとしっかり向き合うことを取り戻さなければならない時代が来るはずだと、そんなことを思って帰ってきました。

雑誌ミスターパートナーを眺めて、過去に旅したイギリスの風景を思い出しながら、今年も花のスタジオ花圓紗維は、取り囲まれた風景や自然との調和を目指して歩み続けていきます。
今年もよろしくお願いします。

花のスタジオ 花圓紗維
            喜  苑

2015-09-29

秋の和モダン

毎年金木犀が薫ると季節がうつろっていると感じます。ここ数年、特に時間に追われている夏が終わり、ほんの少し息をついたところで、まるで浦島太郎のように茫然となった時間の感覚が金木犀に呼び醒まされている感じです。日本の秋は、酷暑のピークが過ぎ去ったあと、秋の実りと小春日和、秋雨・台風を織り交ぜながら、少しずつ冬へと近づいていきます。比較的あたたかい秋の期間が長い、というのは、ここに住む私たちにはあたりまえで見過ごしがちな日本の四季の恩寵です。

今年はいそがしかった夏の合間に、教室紹介をお願いしている東京レッスンさんの“1回完結セレクトレッスン” を準備してきました。10月にというお話でしたので「『秋の花』を取りあげましょう。」ということになり、『秋の和モダン』( 10月17日(土)14:00〜15:30 )としてご提案しています。

今現在、人々にどんな花が人気かといえば、きっと欧米スタイルのアレンジメントやブーケに向いた洋花ですよね。私自身もふだんから花は和洋を問わずに選びますし、参加している草月は型を超えていくことを提唱していますので、花材の和洋に垣根はありません。それでも、洋室がほとんどを占めるようになった今のライフスタイルや時代の気分の大きな流れは和ではないだろうと思っています。花材もバラ・ダリアガーベラトルコキキョウと華やかな花も取り入れています。むしろ、和の花を入れるときは室内に置かれて浮き上がってしまわないように取り合わせに気を配ります。

そんななか、今回東京レッスンさんからセレクトレッスンのご提案を頂いて、この機会に『和花でモダン』をテーマにしたいとひらめきました。
巷に言われる和風の原点『床の間・障子・襖』を絶妙配置した義政の銀閣。そこに立った時、いちばん私の感覚を喜ばせたのは、白い庭の枯山水が見せている立体幾何学造形でした。(世界遺産のページにリンクしました。)一昨日、昨日はスーパームーンでしたね。銀閣についてあらためて読めば、月明かりを白砂で反射させて建物を照らそうとした、とのこと。どれほどの感性と知性、または創造力なのでしょう。言葉を失います。
これはモダンをこえた現代の、いえ“超時空のランドスケープ(風景)”とでも言ったらいいでしょうか。銀閣に限らず、和が突きぬけて軽やかに時空を刻むときには、ある種の清々しさとともに、花だけでなく野草や実、樹木の紅葉など日本の自然が生みだす植物のいろどりの奥深い豊かさが際立ってくるように感じます。秋は特に、その表情の豊かさ深さもひとしおですね。

筆に任せて(キーボードにまかせて)書き進むうちに、なんだかすごく敷居が高く難しいレッスンをするみたいになってしまいました(^^;)。 実際は“和の花材を本数を絞ってシンプルに使い、モダンないけばなに仕上げよう”という趣旨です。いけばなが初めての方も、むずかしいテクニックは不要(器と花を取り合わせていけるだけ。)ですので、安心して参加して下さい。どなたでも必ずすてきないけばなをいけていただけます。

今回の『秋の和モダン』のお申し込み・お問い合わせは、東京レッスンさんのほうでまとめていただくようお願いしています。

東京レッスン.com  
東京レッスン(セレクトレッスン)お問い合わせ・お申込み電話 03-5457-8031

どうぞお気軽にお申込みください。

花のスタジオ 花圓紗維(かえんさい)
喜  苑(きえん)