大どんでん返しだに

で、前回の続き。


Sテックの図面は、かた流れの屋根の上下から屋根を挟むようにして架台を取り付けるように設計されていました。
架台の上下に「アングル」と呼ばれるジョイントを設け、下地にある柱に取り付けようという考え方です。
こうすることで屋根には釘やビスを打たずに済む。


設計思想としては妥当な考え方なんですが、問題がありましたです。
上のアングルは問題ないんです。
横に渡された柱にアングルを取り付けるので、左右に多少ずれようが、どこででも取り付け可能。
ところが、下のアングルは縦に入った柱に取り付けるので、正確に場所を決めないといけません。
少しでも左右にずれたら、柱のないところに設置することになっちゃいます。
しかも、下の方の壁には子ども部屋の窓が3枚あり、ここを避けないといけないわけです。


で、Sテックの図面。
見事に子ども部屋の窓にぶつかってました。
窓にぶつかってるくらいだから、そこに柱があるわけもなく…
我が家の構造を知らないまま図面をひくからこうなってしまったんですねえ。
建築家に図面を見てもらって良かっただに。


まあ、しかしですよ。
これ、一体いつまで時間がかかるんでしょうか。


我が家の構造を知らない業者に図面を作らせても意味なくねえ?


そうだよな。


というわけで、大どんでん返し!


どんでん返しというべきか先祖帰り?というべきか。
『屋根に直付け』することを再検討することになりました。
あれだけ忌避していた『直付け』です。
http://d.hatena.ne.jp/kaerudaiou/20100304/1267676111


釘やビスが結露するやろ!ってことですよね。
雨漏りしたらどないすんねん!ってことです。
ただ上にも書いたように、架台を設計し続けても妙案は出て来ない可能性が高い。
しかも、これまでの架台案の見積もりは60万円以上。付随する工事によっては総額100万円を超えかねない。
せっかく補助金が出ても全額吹っ飛んで、さらに持ち出しってな状況になるかも…


ならば、屋根に直付けしたうえで天井を一旦はがして、養生するのが現実的ではないかということです。
2か月かけて振り出しに戻った感じ。


で先週、我が家を施工した業者がきて天井を、見ていきました。
天井をはがして、養生をして(これはSテックの仕事)、もう一度天井を貼る。
4〜5日かかる仕事だに。
見積もりもまだだに。


いつになったら工事が始まるのかに…